普段着の幸せを求めて

公立の学校経営が苦しくなっている為か、急に今までリハーサルに使っていた高校が練習場使用のチャージをしてきた。その上我々が打楽器を使うと消耗するから使用禁止、も言い渡してきた。

元々このバンドは　ここの高校のＯＢからなっておりその為無料で使用させてくれたらしい。そのお返しに　バンドから在学生で音楽の有望な生徒に奨学金を出していた。

それで、バンド側は交渉してみたが使用料など変えてくれる見込みは全くなく　他の場所を探していた。

幸い、バンドのメンバーには学校の音楽の先生も多く　割合近くの中学校が1/3の値段で使用を許可してくれたので、今週からそこで練習することになり、今年始めてのリハーサルが水曜日にあった。（奨学金はここの中学生に送られることになった。交渉が白熱してしまったのかな）

早速　新しい曲１４曲が配布され、初見大会だ。どれもこれも知らない曲ばかりで、難しいけど新しい曲を譜読みするのはとても楽しい。

あっという間に２時間半が終わってしまった。フルートは２人非常に上手な人がいて、どちらも学校の先生だが、このバンドでも１０年以上吹いている。その一人が練習の終わった後、ご主人の転勤でロンドンへ引っ越すことになりそうだ、と言っていた。

彼女は特に　初見が上手で１６分や３２部音譜のソロをサラッと吹いてしまう。その上フルートのリーダーで楽譜の管理もしてくれているので、どうなるか心配だ。