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【この空は生まれたての青】

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2018年06月01日
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曇天の5月の最後の日。

初めてGINZA SIXへ足を踏み入れました。

他のフロアはオールスルーでまっすぐ6階、

吉増剛造先生と堀江敏幸先生のトークイベントへ。

「曇天の思考、可聴帯域を超える音に耳を澄ます」

というテーマを柱に、

音源の見えない音、聞こえない音、忍び寄る音、五感を通じたさまざまな不安が鈍く震えて伝わって来る、

強い怒りの発現が水底の花火のように見えた気がした、

凝縮された熱の籠った空間と時間でした。

店内の一部を紗の布で仕切っていて、まるで蚊帳のようだと吉増先生もおっしゃっていたけど、

帳が揺らめいて、異空間に運ぶ船のようで、揺らぎから目が離せなかった。



終了後、広々とした店内を歩いていると天井の高いイベントスペースがあり、

『あなたの空だ。人の空にするな。』をテーマにした現代作家の展示がされていました。

語感の強さに反して、空に踏み込んでくるものへの怒りではなく

刺繍の布で包むような穏やかなぬくもりを感じる展示でした。



画像は銀座の街中、工事中の壁面に張り付いた一匹の蛾。

火のようですごく綺麗だった。


20180531蛾



【トークイベント】吉増剛造『火ノ刺繡』(響文社)、

堀江敏幸『曇天記』(都市出版)『坂を見あげて』(中央公論新社)刊行記念





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最終更新日  2018年06月01日 16時20分19秒
[樋口鳳香のコトノハ(文筆)] カテゴリの最新記事


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