セントウルＳを考える（その１）コース

秋競馬が始まりましたね。夏はダート中心に予想／回顧してきましたが Ｇ１の足音が近づいてきたので、芝も予想していきたいと思っています。 明日行われるセントウルＳを予想してみます。まずは、コース。 【阪神芝１２００ｍ】 夏場に行われる１２００ｍで１０００万以上のレースは意外と少ないんですね。 ３回阪神と４回阪神でレースをみます。 ２０１０年 　06/27阪神ドリームＰ(1000万)稍重 前34.1-後35.8　△６－▼３－△１０平坦戦 　　５番アグネスナチュラル（６人気）先行押切 　　　スタート良く出て３番手追走。４角で２番手、直線でハナに立つと最後まで 　　　止まらず、追込み馬を抑えてゴール。 ２００９年 　06/28水無月特別(1000万)良　前34.0-後35.0　△２－△２－△７消耗戦 　　１３番コパノオーシャンズ（３人気）先行抜け出し 　　　スタート後は中団外だったが、３角入口から押し上げて先団５番手まで 　　　進出。４角馬場の真ん中を通して追い出し、直線で前とは１馬身差。 　　　そこから馬場の４分どころを伸びて追いこむルミナスハーバーを抑えて 　　　ゴール。 　09/13セントウルＳ(G3)良　前33.8-後34.0　△３－▼１－△６平坦戦 　　１６番アルティマトゥーレ（５人気）先行抜け出し 　　　外から前に行って先団外３番手追走。そのまま直線向いて残り 　　　２００ｍの坂から後続を突き放すとＧ１馬達を抑えて完勝。 　10/03浅口特別(1000万)良　前33.8-後35.0　△５－△２－▼２平坦戦 　　４番グッドルッキング（３人気）先行押切り 　　　スタート良く２番手追走。前が飛ばすので離れた２番手。そのまま直線 　　　を向いて前が止まったところそのまま交わしてゴール。 ２００８年 　06/29水無月特別(1000万)重　前34.4-後36.0　△２－△５－△２消耗戦 　　４番コパノスケ（３人気）先行抜け出し 　　　スタート良く出たが、外から行く馬が前に出て先団内４番手追走。 　　　そのまま４角内を通して前とは１馬身差。前を交わすと残り２００ｍ 　　　の坂の上りから後続を突き放して楽々ゴール。 　07/05ジュライＳ(準ＯＰ）良　前33.8-後35.2　△１－△６－△７消耗戦 　　１０番サンダルフォン（５人気）中団差し 　　　中団追走。そのままの体勢で直線向くと前とは６馬身差。しかし最後の坂で 　　　前が止まったところを一気に上がって差し切り。 　09/14セントウルＳ(G3)良　前33.5-後33.8　△０－△６－△５消耗戦 　　４番カノヤザクラ（３人気）先行差し 　　　スタート良く出たが内を抑えて先団追走。４角馬場の真ん中を通して直線。 　　　前とは３馬身差。坂を力強く上って粘る前を交わしてゴール。 　09/21仲秋特別(1000万)稍重　前34.0-後36.5　△４－△６－△５消耗戦 　　１３番ウエスタンダンサー（９人気）４角まくり 　　　中団外追走。４角手前で外から前に出て４角外に出すと、馬群が横に 　　　広がり、前とは３馬身差。外から良く伸びてゴール。 　 ２００７年 　06/24水無月特別(1000万)稍重　前34.5-後35.1　△１－△１－△１消耗戦 　　５番メイショウトッパー（１人気）先行抜け出し 　　　スタート良く出て先団追走。内に入れて４角内を通して直線の坂で 　　　後続を突き放すとらくらくらゴール。 　09/09セントウルＳ(G3)良　前33.5-後33.8　△０－△６－△５消耗戦 　　４番サンアディユ（１１人気）先行抜けだし 　　　スタート良く出て２番手追走。直線で先頭に立つと坂の上りで後続を 　　　突き放してゴール。 　09/16仲秋特別(1000万)良　前33.8-後34.6　△２－△２－△６消耗戦 　　３番マッチメイト（６人気）逃げ切り 　　　スタート良く出てハナを切る。そのまま最後の坂も勢い衰えず逃げ切り。 　09/30元町Ｓ(準ＯＰ）稍重　前33.8-後35.1　△２－△２－△１１消耗戦 　　１１番ニホンピロブリュレ（１１人気）追込み 　　　後方追走。４角外を回すと前が止まったところを外から一気に差し切り。 向正面半ばからゆるやかな下りスタート。３角までは２４３ｍと短いので 熾烈なポジション争いがある。枠は内のほうがいいが、外からでもスピードが あれば、前にとりつける。 ３角途中の残り８００ｍから残り２００ｍまでの６００ｍにかけて１．８ｍを下る。 ３角と４角の間は疑似直線となっているので外から前に上がれそうだが、前が止まらず 前進するのは難しい。 直線は３５６ｍ。直線に入って１５６ｍ進むと２ｍ近い急な上り坂を１３０ｍ進む。 最後の平坦部分は僅か７０ｍ。 この部分で力が無い馬は脱落するし、先行した力のある馬は突き放すことが可能。 追込みは、直線で前との差がついてしまうので、０７年のニホンピロブリュレのような 馬場が渋って、前が速く完全な前崩れ以外は難しい。 先行有利 逃げ馬は、他場（特に京都）で逃げたパターンで行くと最後の坂で息切れするので 好位差しが最も向くコース。当然坂を登る力があることが前提。 近年、アイビスＳＤとの関連も出ているが、あのレースは短距離と言っても最後の スパートが必要で、だらだらと逃げることが出来ない。少し似ているのかも。 牝馬の活躍も目立ちます。