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きまぐれ梨日記

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2006/07/01
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カテゴリ:ママのお仕事
【ママ日記】
基本的に霊感やら超能力等は全く信じていない私。
金縛りにもあった事はないし、スプーンを力以外で曲げたこともない(笑)

また、身近にそんな力を持った人いなかったんで、テレビなんかであってても
「絶対あれはヤラセ、ヤラセ~!」と思っていた。

…が、しか~し!そういう力を持った人もいるかも…と思わざるおえない出来事が。

そう、私がケアマネとして担当しているおじいちゃんの奥様の話。
そのおばあちゃんはもう80近く、腰が痛い、足が痛い、あそこも悪いし、目もよく見えん…
といいながらも、おじいちゃんのお世話を献身的にされているごく普通のおばあちゃんだった。
…だと思っていた(苦笑)

ある日、そのお宅方面に外出の予定があったんで、ついでに寄ろうかと思い電話を入れたところ
ワンコール鳴るか鳴らないかってほどの早さで電話に出たおばあちゃん…
たまたま電話をしていた直後だったのか、かけようとしていた時だったのか、
その時はあまり深くは考えなかった。

そういうことが何回か続き、毎回笑いながら
「○○さんから電話がかかってくると思ってた」
「掛かってくると思って座って待ってたもんね~」
「ほらね、○○さんからだった、やっぱりね~」
なんていうおばあさんだったが、これまた全く気にもとめずにいた私。

それどころか、同じ部屋の仲間達に話すと
「○○さんとこって普段電話をかけてくる人が他にいないんじゃないの~」なんて笑ってみたり。

そうこうしているうちに私が結婚してまだ妊娠に自分でも気がついていなかった時
そう、二ヶ月にもなっていない頃に、そのおばあさんが持病で入院をされた為、
お見舞いに行った時の事。

おじいさんは介護者がいないということでショートステイ利用をされていたんで、
その近況報告がてらと思っていったところ、トントン!とノックをした途端
「○○さんやろ~、入らんね~」と。

驚きながらも病院に入ってくるのをどこかで見たのかと思い気にしてはいなかった。

暫く話をして失礼しようとした時、おばあちゃんはグフフッ♪と笑いながら
「ねぇ、教えてもいいかな~♪あぁ、まだやめとこか~」と少女のようなしぐさで(苦笑)

そこまで言われると気になって帰れない。
「え、なんですか~!?教えて下さいよ~!」とお願いすると
「あんた、妊娠しとるよ♪あぁ、かわいらしい…、あ、まだどっちかは言わん方がよかね!
楽しみやけんね~」とおっしゃったではないかっ!!!

しかも、そのついでに自分の不思議な力の事も話て下さった。
このおばあちゃん、小さい頃から先の事がわかる力があるんだと。
でも仲間外れにされたりしたくないもんで、誰にも言ったりはしなかったんだと…。
で、こんな事言ったら気味悪いでしょ~!?だから誰にも言ったことなかったんだけどね。…と。

だから、私のおなかにいる赤ちゃんも、もうどちらかわかっているけど教えないでおくねって。
もちろん、その何週間か後に産婦人科で妊娠が確定した。

だから、今までの電話も掛かってくることはピピッと感じていたのだと。
そう、その日にフラッと病院に立ち寄ってくれることも分かっていたのだと…。

あまりの出来事に「はぁ…はぁ…。はぁ…」としか言えなかった私。

でも、うちのパパがどうしても女の子が欲しい欲しい!と言っていたもんで
その翌月に訪問した時に「赤ちゃんはどっちか教えて下さい~!」と頼み込んで教えてもらった。
10ヶ月後に生まれた赤ちゃんはその通りの女の子だった…。

この不思議な力で人の人生を左右してはいけないと思うから、今までは絶対何が見えても、
分かっても感じても誰にも教えたことはなかったの…。といつも言われていた。

その時、そのおばあちゃんは右目の奥の手術できないところに動脈瘤ができ、
その動脈瘤が神経等を圧迫したりして日常生活にかなりの支障をきたしていた。

が、「毎日右手をね、こうやって動脈瘤があるだろうってところに当てて、力を送ってるの。
手術はできない場所って事だから少しずつ小さくしようと思って…」といつも言われていた。
自分がどうかなっては、お父さん(夫)の面倒をみる人がいなくなる!
という思いで神にもすがる思いでそうやってあったのだろう…

いや、ほんとにそんな力があるようにも思える…。

その後、私は出産の為一年程育児休暇をとることになり、そのおじいちゃんの担当ケアマネは他の事業所の方にお願いした。
そのため、お会いすることもなく、情報も来ないのだが、時々ふと思い出す。

なんだかおばあちゃんの不思議な力で、二人は寄り添いながら楽しく生活をされているような気がする。





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最終更新日  2006/07/01 11:12:37 PM
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