店長の癒 　～ 豹の隠れ処 ～

　間違いなく日本サッカーをグレードアップさせてくれるであろう、イビツァ・オシム監督。そんな彼の伝記とも言える木村元彦氏著の
『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』
書店では品切れ、ネットで注文しても在庫切れで４０日程の待ちとの事でしたが、大増刷したらしく、なんと昨日届きました。以前本屋さんでパラパラと立ち読みした事はあったんですが、改めて読み直してみると……。
面白い、素晴らしい、最高の内容。仕事の合間と夜更かしで一気に読んでしまいました。サッカーファンじゃない人にも絶対おすすめできる絶妙の一冊です。

　　　　　　


　　　　　　　　　　　　

あんまり面白かったのでチラッと公開してしまいましょう！

優勝争いの緊迫した試合後の記者会見でのコメント。

ー○○がミスしましたが？　質問の意味を汲み取ると、オシムは即座に返した。
「あなたは今までミスをしたことがありませんか？」
怒らせてしまったか。緊張した空気が瞬間、会見場に流れた。
ー…あります。
「人間は誰しもミスをしますよ。選手もミスをします。私だってミスを犯します。」
とうとうと諭すように話しかける。もっともな説話に場内は静まる。
「しかし一番ミスをするのは…」、ここで一泊置くと、笑って言った。
「プレボディラツ！」
「通訳だ！」
当の通訳にそう訳させている諧謔味。爆発した笑いは止まらない。よく言うドカンと来たというやつだ。


こんな感じのユーモアたっぷりのオシム語録はもちろんの事、内戦時の緊迫した情況とリンクしての監督業の様子等々、サッカーどうこう関係無しに、心底感銘できる素晴らしい内容でした。

サッカーも人生も走って走って走らないと、なんて思わせられたりもしましたね。
皆様も是非、この最高の一冊を手にとってみてくださ～い！！



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