カテゴリ:★★☆な本
先日感想を書いた「翼」の著者である村山さんのデビュー作で、小説すばる新人賞受賞作でもあります。
「翼」がとても面白かったので、この本も手に取ってみました。 読んだ印象を端的にいうならば・・・・「世界の中心で、愛を叫ぶ」と少し似ているかな、と。 もちろんストーリーは全く別なのだけれど、純愛で、切なくて、涙が出て・・・という読後感が少し似ています。 主人公「歩太」の気持ちになって、すごく胸が締め付けられる思いです。 1994年に刊行されたこの本には10年後である今年に続編(「天使の梯子」)が刊行されています。 「天使の梯子」でも10年後という設定で物語は展開しているので、リアルタイムで主人公たちが実在するような不思議な感覚がします。 それにしても、10年前の作品とは思えません・・・ ついきのう刊行された、と言っても違和感もありません。 純愛に飢えている人、最近泣ける本に出会っていない人、必見です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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