カテゴリ:★★☆な本
動物園を逃げ出したキリンと出会うひとびとは、みな何かを探してる。
旅する巡礼のような彼らの約束の地はいったいどこに? 元気が出る書き下ろし長篇小説。 書名である「ピルグリム」という馴染みのない言葉に(・・。)ハテナ?という印象。 「巡礼」のことだったのですね。 書名のとおり、少年がお遍路をしながらさまざまな人(や生き物)と出会い、いろいろな経験をしながらちょっと大人になるお話です! 私は知らなかったのですが、今どきは、ヘリコプターでお遍路ツアー!Σ( ̄口 ̄;;もあるのだとか。 3日で終わるそうです(汗)。 忙しい方はヘリコプターで是非! (あまりありがたみを感じないうえに、お金はすごくかかりますが。。。) 小学校で揉め事を起こした少年(主人公)は、母親に強制的にお遍路バスツアーに参加させられてしまいます。 でも少年は気付いていたのです。 母親は自分がいない間に、ある決着をつけようとしていたことに・・・。 私にはお遍路の経験がないのですが、この本を読んでみてすごく興味がわいてきました! 一生に一度はお遍路をやってみたいなぁ。 途中で登場するキリンが、ちょっと私にはリアリティがないな、、、と感じられたので★は二つです。 でもこの本のテーマである、「巡礼」とは聖地を探し求めること。 約束の地、というのは与えられるのではなく、自分で新しい世界を見つけること。 というところはすごく好きでした(^^* 島村洋子さんの本は、本当に、読後元気になれます! 「ザ・ピルグリム」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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