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週1回、高齢者支援活動で通う87歳の女性Kさん! 2ヵ月に1度、薬を貰いに病院へも付き添っています。梅雨時は、朝の体調が優れない事があり、病院へ行く予定も当日にならないと分からないと言います。 そんな話から・・・ フジ子・ヘミングさんは、今でも各地でツアー開催して、高齢なのに体調管理も凄いのよね~と! 年齢不詳ですが、多分80歳は過ぎていると思われます。 確かに予定を組むという事は、健康に自信がなければ出来ない事です。 ・・・そして、その翌週・・・ Kさん宅で真っ先に目に飛び込んで来たのは、机に置かれていた「フジ子・ヘミング」2000年発行の本。 その日は、又、フジ子さんの話になり、生い立ちやカラヤンとの出会いなど話し始めました。 私はというと、新聞などでピアノを弾く後姿と横顔を見たくらいでほとんど知識はありません。 Kさんにとって同年代であり、今も活躍しているフジ子さんに興味を惹かれているのではと思いました。 この本良かったら読んでみる?~ あげてしまう事もあるけれど、この本は取っておきたいからゆっくり読んで返してくれればいいから・・・と! 15畳ほどのリビング、壁一面に本が並んでいます。 凄い読書家であらゆる知識が豊富で、いつも教えられることが多いです。 さて、家へ持ち帰り早速ページを開いてみました 最初のページをめくると書かれていた、たった2行の文字、インパクトあります。 天才ピアニストでも「間違えたっていいじゃない」と思う瞬間があったなんて、人間は完璧じゃないと、ふと、心が軽くなる言葉でした。。。 〈フジ子・ヘミング〉 東京音楽学校(現 東京芸術大学)出身のピアニストの母 ロシア系スウェーデン人の建築家の父のもと、ベルリンで生まれる 5歳の時、日本に帰国 10歳でクロイツアーに師事 17歳の時コンサートデビューをはたす 日本フィル等と共演し絶賛される 30歳でドイツへ留学、ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業 その後、カラヤン、バーンスタインに認められる 私自身、初めて知る事ばかりでした。 今で言うイケメンの父に抱かれた写真~ 写真下には、こう書かれていました 何とも言い回しが可笑しくて、フジ子さんの人となりが出ている表現だと思いました。 カラヤンの演奏会に行き、カラヤンと目が合い直接弾かせて欲しいと頼み込む セーターと同じ水色のひとみ・・・ 飾り気のない描写は、純真な心を持つ証だと思いました。 カラヤンの写真も載っています。 半日で読み終わりました。 特に興味を引いたのは、後半のページの少女時代の「絵日記から」です。 ピアノだけでなく絵の才能にも溢れ、水彩画とペンで丁寧に美しく綴った絵日記は心を動かされました。 特徴ある文字も、さすが芸術家という印象を受けます。 ウイーンでのリサイタル直前に耳の聴力を失い、治療を続けながら演奏活動を行い、1995年日本に帰国。 母校、東京芸大で数回にわたりリサイタルを行い大盛況を呼んだ。 その後、日本各地でのコンサート、NYシンフォニーとの共演、NYカーネギーホールでの演奏などを経て今日に至っています。 6月16日公開~「フジコ・ヘミングの時間」初のドキュメンタリー映画も上映中です。 つい最近、徹子の部屋にもゲスト出演したそうですね~ 観たかったなぁ! 7月にかけて日本各地でコンサートツアーも開催されています。 沢山の苦悩を乗り越え、世界中に人生を奏でる姿は、勇気を貰えました。 この本に出会え、フジコ・ヘミングを知るきっかけを与えてくれたKさんに、とても感謝しています。 〜追記〜 23日、Eテレ10時からフジコ・ヘミングさんが登場します! 今からワクワクしています💓 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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