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テーマ:ニュース(100072)
カテゴリ:政治経済
先に行われた7・21(日)参議院選挙において、与党である自民党が公認したために比例当選で国会議員になった居酒屋・和民チェーン創業者、渡辺美樹氏。 ブラック企業が問題になっている昨今、この時期に渡辺氏が議員になったのは何とも皮肉なことである。 和民=ブラック企業という図式が浸透しているが(私の)経験上、飲食店は12時間労働は当たり前で、店の状況(人手不足など)によっては15時間くらいも珍しくない。 そうなると自宅から勤務地(店舗)までの通勤時間が長かったりすると、店泊(てんぱく:店で寝泊りすること)したほうが楽だったりする。 時間給で仕事をしているアルバイトは、出来る限り暇な時間は労働させない。 つまり、忙しい時間帯のみ仕事をさせることで人件費を削減し、給料が固定給の社員は拘束時間を長くして、より負担させるというのが飲食業界の考え方である。 そんな労働条件ゆえに、過労死・うつ病疾患なども時としてある。 (私も大手・Sフーズに勤めていたころ、一緒に働いた35歳の男性従業員が脳梗塞で急逝したのを知っている。 同社では他にも数名あったらしい) だから、和民だけがブラックとはいえない。 渡辺氏は過去のCMで 「すべてはお客さまのために」 というセリフを口にしたことがあったけれど、それは「客のためだったら従業員が過労死・うつ病で自殺しても構わない」とも聞こえる。 (ワタミ・女性店員の、うつ病自殺が実話系漫画に掲載されていた) 第一、「すべては客のために」とは詭弁(きべん=ウソ)にしか過ぎない。 なぜなら、一番美味しい思いをしているのは社長であった渡辺氏本人だからである。 日々の利益のみならず、株式上場時に発生した数十億を懐に仕舞いこんで、現場の従業員は、いつまでたっても薄給・過酷労働のまま。 それでも転職もままならない……というのが実態なのである。 たとえば、和民の食材は(すでに調理された)出来合いのものをレンジにかけ、袋から(ハサミで切って)出して皿にならべるだけらしい……という話を聞いたことがある。 キッチンのゴミ箱の中は、食材を包んでいたビニール袋で一杯になるとのこと。 これでは料理とはいえない。 和民のキッチンで10年間、調理の仕事をするより、老舗の有名店やレストラン、個人店に1か月居たほうが、余程自分のためになるということになる。 選挙の際、「ワタミでの経験を生かして、経営者の視点による財政健全化の推進や介護インフラの充実を」(渡辺氏は外食産業だけでなく、介護や農業・教育にも進出)と訴えていた。 つまり議員たる自分が経営者で、国民は従業員という図式が成り立つのではないか。 「死ぬまで働け!」と。 (彼は和民の社長時代、そういって従業員を叱咤していたらしい) 少なくとも、『国民は御客様』という感覚は、持ち合わせていないと思う。 ただ、票を得るための客だと思っているかもしれないが。 弱い立場の従業員を見殺し・使い捨てにしてきた彼が、主に貧困にあえぐ国民の気持ちが理解できるはずがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月07日 07時25分28秒
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