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カテゴリ:健康&料理
【デフレで磨かれてきた高度な食品加工技術!】そんな外食産業の裏側では、デフレ生き残りのためのさまざまな工夫がありました。そのへんの知られたくない、涙ぐましいウラ事情もここで見ておきましょう。外食チェーン店のビジネスモデルは、徹底したコスト削減策にあります。前述したように、肉も野菜もとにかく安ければよいと輸入モノを使います。毒まみれだろうが、無検疫だろうが、そんなことは外食チェーン店にとっては、知ったことではないのです。お客が食べて、その場でいきなり死ぬわけではないのですから、安い食材を使うしかないからです。さらに食材費を落とすため、本物を巧妙に加工して別物を作る技術も磨かれています。たとえば、安い赤身の牛肉を高級な霜降り肉に変身させたり、細かい端切れ肉をつないで、ステーキ肉や焼き肉用の塊り肉を作っています。 赤身の牛肉は、ベルトコンベアーに載せられて、液状化させた牛脂が数十本の針で次々と注入されます。これで偽装肉(インジェクション肉)が作られます。また、細かい端切れ肉は、結着剤(リン酸ナトリウム、カゼインナトリウム、増粘剤)で混ぜ合わせて、圧をかけると肉塊が出来上がります。これで、ステーキや焼き肉用として提供できるわけです。素人がみても、もちろん、まったく成型肉と本物の区別は出来ません。 安い焼き肉店チェーンは、このおかげで営業ができるわけです。ハンバーグや肉まん、餃子の具、ミートボールなども、クズ肉のミンチを、大豆たんぱくなどの練り物と混ぜ合わせ、固めて作ります。これを仕入れて外食の提供料理や中食の総菜や弁当に使うのです。そもそもアメリカや豪州などの牛、豚が安いのは、成長ホルモンの微細カプセルを耳に打ち込まれた家畜のために、飼料代も軽減されるからです。EUは、成長ホルモン使用の家畜の輸入は禁止していますが、日本はアメリカに逆らえないので、安全性に疑問符が付いていても、輸入禁止には出来ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月02日 07時52分43秒
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