アメフト プレーオフの季節
先日書いた「Rock & Roll, Pt. 2 をバックグランド・ミュージックに沸き立っている頃」の意味とお答えですが、このRock & Roll, Pt. 2 は、クイーンのWe Will Rock You と並んで、アメリカンフットボールの試合最中に流される2大アメフト応援曲の一つです。そう、今米国はアメフトのプレイ・オフ時期で、週末は全米が沸きに沸き立つのです。 スーパー・ボウルに出場するチームが決定して、今週末は試合がありませんが、先週までは結構まわりじゅうがテレビで試合観戦していました。その時期にわざとペトログリフの渓谷に行ったのは、みんな試合に夢中になって、渓谷を訪れる人が少ないと思ったからです。 その時はこの思惑は当ったのですが、先々週の週末は、試合放映中に映画「ブロークバック・マウンテン」を観に行ったら、結構映画館は込み合っていて思惑は見事にはずれたのでありました。チケット購入のために長い列に並んだ後、劇場の中に入ったらもう予告編の終わりに差し掛かっているころで、ギリギリ・セーフで間にあったのでした。 ちなみに、映画館に向う直前に知人から電話があって、「ブロークバック・マウンテンを観に行くところだから、後で電話する」と言ったら、「プレーオフ観戦を蹴って、ゲイの映画を観に行くなんて非国民だ」と言われました。 あのー、私、米国市民ではないんですけど・・・それに私はストレートですが、ゲイに対してあんまり差別意識もないし・・・^_^; いつものごとく話が飛んでしまいましたが、Rock & Roll, Pt. 2 は、映画「フル・モンティー」のストリップ場面とかで使われていて、“Hey”以外はあまり歌詞らしい歌詞がない曲です、と書けばピンと来る人が多いかと思います。そういやアメフトの裏舞台を描いた映画「エニィ・ギブン・サンデー」でも当然のごとく使われていました。アメフト以外でも様々なスポーツ観戦で流される曲です。 この曲を演奏しているのは、ゲイリー・グリターというミュージシャンなのですが、英国で子供のポルノ写真を保存していた容疑で逮捕され、その後有罪判決を受けた人物です。住所などを公表しなくてはいけない、いわゆる「登録された性犯罪者」になってしまったですが、その後マスコミの目を逃れるため、キューバに移り住み、その事が世間に知れ渡ると今度は東南アジアに渡り、懲りることなくベトナムやカンボジアで少女買春容疑で逮捕されたという曰く付きの男でありました。ビョーキはそう簡単には直らない?! Rock & Roll, Pt. 2 が流れるたび、曲は確かにいいのですけど、演奏の印税が少女買春費用にまわってしまうのかと思うと、アメフトのバックグランドミュージックはクイーンのWe Will Rock You でお願いしやす、と願って止まない私でありました。Who Let the Dogs Out でもいですけど。 そういえば、スーパー・ボウルに出場が決まったのはなんとシアトルのシーホークス!ウソでしょう?しかし、これでスーパー・ボウルで勝ってくれれば、シアトルでは野球の陰が薄れて、城島選手サイン取得計画が楽になるかも。どっちかというと対戦相手のピッツバーグ・スティーラーズの方が好きなのですけど、テリブル・タオル(注1)にお休みいただいて、打算的な私はシーホークス応援で決まり。ふ、ふ、ふっ。注1 スティーラーズ・ファンが試合の最中に端っこを手で掴んで、凶器のごとく・・・もとい、狂喜まみれに振り回す黄色いタオルの応援グッズ。