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テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
カテゴリ:映画鑑賞
「ロスト・エリア 真実と幻の出逢う森」
2015年カナダ&アメリカ映画、原題は"The Driftless Area"です。 原作は、トム・ドラリーの小説です。 受賞はありません。 アメリカでR指定、日本でのレーティングは不明です。
あらすじ音楽家を目指し大学に通っていたものの相次いで両親がこの世を去って24歳で無一文になった ピエール・ハンター(アントン・イェルチン)は、故郷の田舎町に戻ってバーテンダーになり ます。 ピエールを心配して時折訪ねてくるのは、幼馴染のキャリー・スローン(アリア・ショウカッ ト)のみ。 ある日野原を一人で散歩していたピエールは、落とし穴に落ちてしまいます。 ひと気のない場所ゆえ、もう助けはないかと諦めかけた頃、穴を覗きこんだ若い美人女性 ステラ(ゾーイ・デシャネル)に助けられます。 ステラも世捨て人のような老人ティム・ギア(フランク・ランゲラ)に助けられ、ティムの 亡き叔母の家に住まわせてもらっていました。 ピエールはステラを訪ねていくのが日課になります。 ある日、ステラのためにと大型園芸店にバラの花を買いに行った帰り道、車が故障したた め、しかたなくピエールはヒッチハイクをします。 乗せてくれた男性シェーン(ジョン・ホークス)は、金を払えと言ったばかりか、ピエールが 抱えていたバラの鉢植えまで力ずくでもぎ取ります。 ピエールは、さすがに腹が立って、シェーンのトラックめがけて石を投げるとそれがシェーン の後ろ頭を直撃して、トラックは道の脇に落ちます。 ピエールはバラの鉢植えと石を取り返し、トラックの鍵を抜いて投げ捨ててその場を去ります。 シェーンは、レンタカーの店を経営するネッド(キアラン・ハインズ)の指示で、ドラッグの売 りさばきや放火などあらゆる犯罪を行う巡回職業犯罪者でした。 シェーンは意識を取り戻し、通りがかりに心配して声をかけてきた親切な女性の車を奪って ネッドのところに向かい…。 私の感想ピエールを巡る不思議な存在のステラと横暴なシェーンの繋がりが次第に見えてきます。 今となってはこの世の人ではないアントン・イェルチン演じるピエールが惹かれ恋する ステラは、この世の人ではありませんでしたが、ティムやピエールだけでなく、キャリー や他の人にもはっきりと実体ある人間かのように見えていたのが面白いですね。 ティムにはステラの正体がすぐにわかっていたようですが。 その後の展開は、アントン・イェルチンの急逝を知った今見ると、なんとも見ていて悲しく なってしまいました。(-ω-;) 本人はもちろんのこと、他のキャストもスタッフも、まさかこんなに若くして亡くなって しまうとは想像だにしなかったでしょうが。 「ライフ・アフター・ベス」での怪演ぶりが忘れられないオーブリー・プラザが、シェー ンと仲良くなるネッドの従業員役で出ていましたよ。 ☆☆☆
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最終更新日
2016.06.25 21:41:42
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