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テーマ:DVD映画鑑賞(14193)
カテゴリ:映画鑑賞
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」
2018年イギリス&アメリカ映画、原題は"Tomb Raider"です。 大ヒットゲーム作品シリーズリブート版の実写映画化です。 6つの賞にノミネートされていますが、受賞はありません。 アメリカでPG-13指定、日本ではGです。
あらすじ
イギリス、ロンドン。 バイク便のバイトでギリギリの生活を送る21歳の女性、ララ・クロフト(アリシア・ ヴィキャンデル)。 同僚たちが路上で行う「キツネ狩り」のキツネ役を見事務めれば報奨金がもらえると 聞き立候補しますが、運悪くパトカーのボンネットに乗り上げて逮捕されます。 迎えに来たのは、行方不明の父リチャード・クロフト(ドミニク・ウェスト)に代わり 会社を取り仕切る右腕、アナ・ミラー(クリスティン・スコット・トーマス)で、父の 遺産相続の手続きにそろそろ会社に来て頂戴とララに伝えます。 いつも心から離れない7歳(メイジー・デ・フレイタス) の時と14歳(エミリー・キャ リー)の時の記憶。 最後に父を見たのは14歳の時で、ララを置いて探検調査に出かけたまま、帰らなかっ たのでした。 クロフト社に出向くと、父の死亡認定書への署名を求められますが、署名する前に 顧問弁護士が差し出した父の遺品という日本のからくりパズルを開き、昔親子で写っ た写真を取り出したララは、署名をしないまま飛び出して、寄りついていなかった自宅 の屋敷に戻り、墓所に向かいます。 ボタンを押すと、地下への扉が開き、下りていくと父の秘密の書斎がありました。 自分の死後ララが見てくれることを想定して撮ったメッセージビデオと、焼却処分して 欲しいと書かれた、日本の邪悪な古代女王卑弥呼に関する研究資料の箱がありました。
焼却処分せずに7年前に父が向かったその謎の島に行って父への手掛かりを見つけようと 考えたララは、香港へと向かいます。 父が卑弥呼が封印された島への航海を頼んだ船長ルー・レンの船を探すと、当人は7年前に 行方不明になっており、酔った同姓同名の息子ルー・レン(ダニエル・ウー)が同じ名前の ボロ船で酔っておりました。追い矧ぎ少年を追いかけてバッグを取り返し、逃げる途中で 偶然ルー・レンの船を見つけたララは、ルーに水をかけ、魔の海域の中にある日本の無人島 一つ、邪馬台島への送迎に同意させます。 ララとルーが乗った島に近づくと海は大荒れ、岩礁に当って船は大破、なんとかララは 船から脱出し岸へと辿りつきますが、何者かに頭を殴られ意識を失い…。
私の感想
なつかしい~、トゥームレイダーといえば、やはり元祖アンジェリーナ・ジョリー でしょう。 2001年製作の実写第1作目「トゥームレイダー」(原題”Lara Croft: Tomb Raider”) では実父のジョン・ヴォイトが父親クロフト卿役を、ダニエル・クレイグがライバル 探検家アレックス・ウェスト役を演じておりましたね。 今のガリガリなお姿からは想像もできませんが、当時ムチムチといっていいほど健康 的な体型をしていたアンジェリーナ・ジョリーは体当たりでアクションにも自ら参加 して、出世作になったと言われております。 ご本人は、主人公ララのことをあまりよく思っていなかったとどこかで読んだ記憶が ありますが、タイの僧侶の服装で寺院にかくまってもらったりとぶっ飛んだシーンや 若い男性執事と男性助手を従えて2丁拳銃を振り回す姿は、まさにララ・クラフト役に マッチしていたと思います。
1作目が大ヒットして、2003年製作の続編「トゥームレイダー2」 (原題"Lara Croft Tomb Raider: The Cradle of Life”)では、ジェラルド・バトラー やジャイモン・ハンスゥと共演しています。 こちらもぶっ飛んだシーンがありましたが、勇まし過ぎる、ある意味男性より勇敢で 向う見ずなララ・クロフト役を見事に演じていたと思います。 あまり殴られてダウンするとかいうシーンはなかったかな。
さて前置きが長くなってしまいましたが、本作は、ゲームのリブート版を見て気に いったロアー・コートハウグ監督が実写映画化に乗り気になったのだそうです。 主演は若手スウェーデン人女優(アンジェリーナ・ジョリーと同じくアカデミー賞 主演女優賞受賞歴あり)のアリシア・ヴィキャンデルです。 細身だしアクションとは無縁は女優さんと思っていたので意外な気がしました。 4か月かけて役に合うよう体作りをしたそうです。 確かに見事な細マッチョです。w( ̄▽ ̄;)w 片手で自分の体重を支えてぶら下がる絶体絶命シーンが何度も登場したので、 やはり細身の方がいいのかな。 でも、キックボクシングジムでトレーニングをして、打ちのめされ首をきつく絞め られてダウン寸前になって苦しむ冒頭シーンや、クライマックスでもマサイアス・ ヴォーゲル(ウォルトン・ゴギンズ)ら悪役男性陣と対峙し遠慮なく殴られ蹴られ苦し むシーンは、見てる方も堪えました。 Σ(・ω・;||| 痛くて倒れるけど意外に立ち直りが早いララ。同じようにやり返していました。 しかし最後は自力で這いだしてはこれんやったのね。 細マッチョだから? 前2作のララは自力で生還していましたっけ。
以前みたタイ映画「マッハ!無限大」で主役演じるトニー・ジャーに 向かってくるジージャー・ヤーニン演じる無謀な女子のことを思い出しました。 後半は主役とではなく悪者と対峙するのですが、手加減なくボコボコにやられ、 しばしダウンから復活してませんでした。 それでも懲りずに素手で向かっていく心意気はスバラシイ?! (; ̄ー ̄) でも、いっそのこと武器を使って向かって行った方が賢いのにと思った記憶が あったような、なかったような。 だいぶ横道に逸れてしましましたが、 邪悪な悪の権化で、封印された古代日本の伝説の女王(トム・クルーズ主演作 「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を連想させますが)である卑弥呼 の封印を解こうとする悪いやからの企みを止めようと画策するも行方知れずになって しまった父…という冒頭から、なんとも聞き捨てならない設定に不安を覚えました。 (゜∇゜ ;)!? しかも日本には無人島が6千もあって香港から自由に無断渡航できるんですってよ。 (; ̄Д ̄) ? そんなはずはないでしょ。 それはどこぞの国が虎視眈々と狙っている我が国の無人島を意識してるのかな。 きっと製作にその国が関わっているに違いないと思ったけど、あからさまに名前は ありませんでした。 アリシア・ヴィキャンデルは細身なのに頑張っていたけど、アンジェリーナ・ ジョリーほどの存在感は感じられなかったし、話にかなりの無理があったので、 ☆3つにしたいと思います。 ☆☆☆
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