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テーマ:DVD映画鑑賞(14212)
カテゴリ:映画鑑賞
「ハンターキラー 潜航せよ」
2018年イギリス&中国&アメリカ映画、原題も同じく”Hunter Killer”です。 原作はドン・キース、ジョージ・ウォレス著の小説"Firing Point"です。 アンドロポフ艦長役を演じたスウェーデン人俳優ミカエル・ニクヴィストの遺 作の一つになっています。 受賞はありません。 イギリス本国で15指定、アメリカでR指定、日本ではGです。 あらすじロシア領バレンツ海内でロシアのアクラ級原子力潜水艦コーニクを追跡中だったアメ リカ海軍ロサンゼルス級潜水艦USSタンパベイは消息を絶ちます。 軍上層部は詳細を調べるため、救難艇付きのバージニア級原子力潜水艦USSアーカン ソーの派遣と、その艦長には士官学校出身ではない海軍叩き上げのジョー・グラス (ジェラルド・バトラー)を起用することに決めます。 休暇中で狩りの真っ最中にヘリで迎えが来て任務に戻ることになったグラス。 ちょうどその頃、ロシアのザカリン大統領(アレクサンドル・ディアチェンコ)がコラ半島 のポリャルヌイ海軍基地を訪問したことに気付いたアメリカは、ロシアの動向を探るべく、 海軍特殊部隊Navy SEALs、ビル・ビーマン隊長(トビー・スティーブンス)他部下3名を 派遣します。 実は、ロシアのドミトリー・ドゥロフ国防大臣(ミハイル・ゴア)がクーデターを起こし ザカリン大統領の身柄を基地内に拘束していることをSEALsの撮影した偵察映像で事態を 察知したアメリカは、状況の打開策を模索し始めます。 バレンツ海に入ったアーカンソーは魚雷で穴が開き海底に沈んでいるタンパベイを発見、 するとすぐさま氷の真下に隠れ待ち受けていたロシアの別の潜水艦ヴァルコフに攻撃を 受けたものの見事かわしてヴァルコフを返り討ちし本国に報告します。 さらに、タンパベイが追っていたはずのロシアの潜水艦コーニクも沈んでいるのを見つ け魚雷の跡のないコーニクにはまだ生存者がいるかもしれない、すぐさまコーニクの救援 に向かえというグラスに、ブライアン・エドワーズ副艦長(カーター・マッキンタイア)は 敵の救援隊が来たらこちらが攻撃されると反対します。 救援艇の隊員2名が恐る恐るコーニクに近づき扉を叩くと、内側から応答があり、 セルゲ イ・アンドロポフ艦長(ミカエル・ニクヴィスト)他2名の部下を救出し捕虜として低体温症 の治療を受けさせます。 その頃、アメリカでは、ドゥロフ国防大臣が思い描くシナリオは、大統領が倒れたらロシア の実権は軍隊に移ると規定したロシア憲法であろうから、なんとしても米露開戦は回避した い、偵察に行ったSEALsにザカリン大統領を救出させ、アーカンソーが港まで行ってザカリ ン大統領とSEALs隊員を回収するという作戦をジョン・フィスク海軍少将(コモン)が提案し、 アイリーン・ドーヴァー米大統領(キャロライン・グッドール)が承認します。 アーカンソーが何重にも機雷を仕掛けられたロシアの海を進み軍港内まで迎えに行くには、 ロシアの海を熟知したアンドロポフ艦長の協力を仰ぐ他ないと考えたグラスは…。 私の感想一つ間違えば米露開戦、すぐに全面核戦争になって世界崩壊となろうかという一大事 を打開するべく、海の中の攻防そして陸上でもロシア大統領の救出劇をアメリカ特殊 部隊が演じるという、異色のスリラーアクション映画でした。 確かに世界の危機ともいえますが、よくよく考えるとアメリカがロシアの内政干渉し てる映画をイギリスが作るとは。 ( ̄∇ ̄;) 小説の映画化ではありますが、イギリスはアメリカの危機を描いた映画をよく作って ますが、今回はロシアの危機をアメリカが救いに行くという新しいパターンです。 しかも中国も出資してるので英米中制作映画です。 政治的な作品にまで中国が出資してくるなんてね。 w(゜o゜)w まあ、本作には中国色は見られませんでしたけど。 見ていて予想がつかないので飽きませんし、世の中捨てたものではないなと思わせる 展開で楽しめました。 主演のジェラルド・バトラーは、近年「エンド・オブ・ホワイトハウス」、その 続編「エンド・オブ・キングダム」(さらにその続編「エンド・オブ・ステイツ」 も今年11月劇場公開予定)、「ジオ・ストーム」(これは見ましたが、実はまだ記事 にしてません。そのうち必ず載せます)とあらゆる危機的シチュエーションに強い ヒーロー役が目立っていますね。 確かにいつも冷静で敵を打ち負かしそうで頼りになりそうですものね。 2017年に肺がんで亡くなったというアンドロポフ艦長役を演じたスウェーデン人 ベテラン俳優ミカエル・ニクヴィスト(うーん、残念ながらポスターや映画のパッ ケージに載ったものが見つけられなかったのでお見せできません)は、スウェーデン 本国では「最もセクシーな男性1位」に輝いたり「ミレニアム」3作に出るなどご活躍 だったようですが、ハリウッド映画ではなぜか「ジョン・ウィック」のロシア系マフィ ア役や「コロニア」ではチリのカルト教祖役となんだか悪役を演じることが多かった ようで可哀そうな印象を受けました。 ちなみに、主演俳優と一緒にポスターに写っているイギリス人俳優ゲイリー・オールド マンは、本作では大した役まわりではありませんでした。わめき立てるアメリカ参謀司 令官役ですね。 なのに、なんでポスターに写っているんだろう。 きっとギャラも主役級の高さなんだろうな。('ε') ☆☆☆ ちなみに、「ジョン・ウィック」シリーズ第3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」は 来月10月4日公開予定です。(敵の女性がどしゃぶりの中、日本らしき街の小奇麗な 寿司屋台の大将に刺客依頼にいくシーンが予告編で見れます。なんだか摩訶不思議な 要素たっぷりのシーンでした。(・m・ ) 寿司の屋台はいくらなんでも、ないやろ。 大将は白人だな。その後ろに控えた小さい男性2人は日本人らしくなーい。インドネ シア系かしらん。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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