旅の強敵、新型インフルエンザ・・・最新情報と対処法!
今の日本の話題は、鳩山新内閣の仕事振りと、新型インフルエンザ流行の行方のようです。8月21日厚労省発表では冬でもないのに流行期に入ったとの報道、10月11日の週の受診者数が全国で推定64万人とか、走りながら考えながら大忙しの緊急対応になっているようです。マスコミ報道はすでにパンでミック並で、そこで今回は旅に禁物の「新型インフルエンザ」がテーマ、正しい知識と情報・理解から、効果的な予防の対応を心して図り、旅を楽しむ一助にして下さい。新素材による抗ウイルスマスク開発、各メーカはしのぎを削っています。 最寄駅に調査に行き、マスク着用者は大人女性か子供達、男性の無頓着さに驚きました。脳症や呼吸障害を起こす事例が多い新型インフルエンザ、ですが季節性のインフルエンザ症状と対応に違いはありません。罹ったかなと思ったら、抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)を処方してもらい、家で静かに休んでいることが第一。治っても2日間の外出を避けるのが鉄則です。インフルエンザは飛沫(2m以内)や接触(吊り革・手摺り・ノブ・店の買い物籠など)で誰でも罹る感染症、でも感染したから必ず発症(患者)する病気でもありません。症状が軽く死亡率も低いので、患者は外に出歩くことが多く、急激に感染者数を増やす感染力の強い病気といわれています。弱毒性といわれていますが悪性変異への心配もあり、侮らないで対処したいものです。これから本格的な流行シーズン到来、国民の20%は罹るのではと予測されています。予測死亡率が0.1 ~ 0.5%ですから大変な数、皆様用心して下さい。 先日、孫娘二人が相次いで40℃の発熱と吐き気・頭痛の症状、心配しましたが近所の掛かり付け医者の診断で新型では無いとの結果に安堵。発症の要注意点(黄信号)は、激しい咳、息が苦しい、顔色が悪い、熱が長引く、などの症状が現れますから、掛かり付けの医者に相談するのが一番です。保健所は受診先が分からない場合に相談する所、意の一番に連絡する所ではありません。小生の勤務先では、出社時の体温37.5℃以上は医者へ直行、37.0℃付近では後刻再検査、本人体調、家族・同居者の発症有無など確認してからの入場、企業の防衛活動は必死です。ワクチンの予防効果は接種してから、2週間後から ~ 5ヶ月間程度のようです。予防接種と日常の節制生活から、楽しく想い出一杯の旅にしたいものです。 予防は何といっても、うがいや手洗いの励行、外出時の普通のマスク着用、人にうつさない優しい思いやり行動、日常の健康管理(睡眠、栄養バランス、規則ある生活など)になります。ワクチンの接種は感染予防もありますが、主目的は重症化を減らし死亡率を下げることにあります。10月19日からスタートさせ2回接種で6,150円(原則自腹、接種可否は自己判断)、臨床試験で1回接種の効果検証が出来たようで13才以上は1回だけになりそうな機運です。当然、それでもワクチン量が不足していますから、医療従事者、妊婦・重い持病者、幼児、小学低学年、1才未満とその保護者、小学高学年、中高生、そしてやっと小生などの高齢者の順番で接種する計画になります。国産から輸入ワクチン接種へと順次変わりますが、副反応を素早く掴み現場に反映させる水際作戦のようです。米国は10月5日から接種が始まり、鼻の粘膜から吸収させるスプレー方法、日本のちくりと痛い注射式とは違うようです。次回はスキーシーズン間近に迫る、山形県蔵王温泉の露天風呂を予定しています。