カテゴリ:データで見る茅原選手
今日は茅原選手の1コースのまくられについてです。
楽しいデータではないのですが、1コースの成績を上げるヒントがないかと思い調べててみたので書いてみます。 昨年の1コースで逃げれなかった時の問題点。それはまくりに沈むことが多かったこと。 実際どうだったのかを確認しておきましょう。 ![]() ご覧の通り、昨年は過去最高にまくられた年だったことがわかります。(2008年は1コース走り初めで出走数も少ないですから参考程度ということで。) なんでそんなにまくられたのか?それはスタート遅れることが主要因ですよね。では、どれぐらい遅れるとまくられてしまうのか?ということを調べるのが今回の目的になります。 そこで、STとまくられの関係についてまとめたのが次の表になります。 ![]() 表を見るだけでも、STがどのぐらいからまくられが増えてくるかがわかるかと思います。 0.15か0.18ぐらいからまくられやすくなっているのがわかるのではないでしょうか。 全まくられの56%が0.18より遅いときに発生しています。 0.15より遅い時にはは70%にもなります。 これは、意外な結果でした。STが0.2以上ぐらいかと思っていましたが、0.15ぐらいからまくられやすくなっているとは思っていたより早いスタートでもまくられるんですね。 茅原選手の2018年の平均STは0.14ですから、その値とほぼ変わらないスタートでもまくられるということがわかります。 1コースなら少々遅れても大丈夫なんて言うことはないんですね。 これは、1コースをまくるのが、2号艇だけではないからですね。外側の5艇全てがまくる可能性があるわけで、そうなるとどのコースのSTよりも早いことが理屈的には求まられるので、まくられないようにしたければ、どんどんSTが早まってしまうということかなと理解しています。 ということで、遅れないレベルが、自身の平均ST程度以上の速さが求められるといことがわかりました。 そうであれば、しっかりタイミングを計りながら、合わせながらスタートしないとダメですね。一か八かのスタートをしていてはいけない気がします。そう考えると、今の茅原選手のスタートの仕方は理にかなっていると言えます。 さて、スタートはタイミングだけではありません。 遅いスタートでも、艇団のなかで一番早いタイミングであれば、まくられることはないわけで、そんな時はST順で確認してみるのも面白いと思います。 ということで、ST順でまとめたものが次の表です。 ![]() 思ったように綺麗にデータが分かれてくれないものです。ST2番目でも結構まくられています。 しかし、ST3番目の時はまくられが少ないので、傾向としてはST4番目以下になるとまくられやすいのかなとは思います。4番目以下で60%を占めることになります。 たとえ自身が2番目でも、1番目が凄く早いスタートをしていればまくられます。また、たとえ1番目でもスリットから伸びられれば、まくられることになります。なのでST順だけでも全ては語れないと思いますが、傾向はみれるかなと思ったのですが、思ったようなデータではなかったですね。 ということで、今日調べたことをまとめると、1コースのまくられを減らすためには、早いスタートを心掛ける。人よりも早いスタートが出来るにこしたことはないが、それを気にするよりも、ST0.15より早いスタートをするだけで、まくられを7割減らすことが可能。昨年の9回から2,3回に減らせれるはず。 ということになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.01.12 18:10:59
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