現地観戦者数とかレース場の施設とか
今日も昨日の話の流れでテーマを決めました。今日は、現地観戦者数について書いてみたいと思います。昨日は現地で観戦する人が減ることを危惧していると書きました。実情は、近年のボートレース人気で入場者数も増加傾向にあったのですが、昨年からの新型コロナウイルスの影響で現状は激減。入場制限などが完全に無くなったとしても増加に転じるのは難しいかもしれませんね。そもそも、長らく右肩下がりで入場者数を減らし続けていたボートレースですから、インフラ整備は入場者数が増えるのではなく、減ること前提で行われています。わかりやすいところでいえば、次の2つ。・ネット投票の普及・レース場施設の縮小ネット投票が普及したことで、レース場に行かなくても投票が出来る人達が増えているので、現地に行く必然性が以前より下がっていますし、レース場施設を縮小することは来場を拒否しているかのように思えます。ネット投票については、現地観戦に行く前に資金が底をついてしまうなんて副作用もあるかもしれませんね。レース場の施設については、建替え、改築など施設に手を加えるタイミングで、ほぼどこのレース場も観客席を減らしています。児島も改築を計画していますが、座席数が8605席→2000席、収容人数24271人→5000人と激減する計画となっています。周りのレース場を見ても、丸亀、鳴門は建替えて小さくなりましたし、徳山、宮島は増改築、リフォームで、結果収容数は減りました。尼崎も一部スタンドを取り壊しましたね。また、建物に手を加えない場合でも、一部フロアーを閉鎖したりしている場が多いですね。現在の児島がそうですし、戸田もそうでしたね。確かに無駄に大きな施設は経費がかかるばかりですから仕方ないですが、レース場に足を運んでくれることを望んでいないようにも感じられます。でも、平日の一般戦ともなると本当に人が少ないので、大きな施設を維持して欲しいというのも心苦しいところもあります。ですが、これがSGなんかになるとかなりの人が現地に足を運びます。昨年からは入場制限が続いていますから、2019年のSG最終日の本場入場者数を見てみると次のようになっています。クラシック 戸田 13,095人オールスター 福岡 11,1154人グラチャン 多摩川 9,254人オーシャン 常滑 7,415人メモリアル 大村 11,201人ダービー 児島 10,667人チャレカ 桐生 6,438人グランプリ 住之江 20,835人 SGを開催するレース場ぐらいは大きな施設を維持してもらいたいですよね。しかし、個人的に期待するのは中央競馬のG1レースのような観客数と歓声。2019年の入場者数は次の通り。フェブラリーS 東京 61,141人高松宮記念 中京 30,085人大阪杯 阪神 36,557人桜花賞 阪神 50,877人中山グランドジャンプ 中山 29,329人皐月賞 中山 50,752人天皇賞(春) 京都 73,662人NHKマイルC 東京 63,311人ヴィクトリアマイル 東京 44,680人オークス 東京 61,596人日本ダービー 東京 117,538人安田記念 東京 74,008人宝塚記念 阪神 62,368人スプリンターズS 中山 34,347人秋華賞 京都 35,344人菊花賞 京都 55,452人天皇賞(秋) 東京 103,920人エリザベス女王杯 京都 50,150人マイルCS 京都 36,272人ジャパンC 東京 80,826人チャンピオンズC 中京 32,064人阪神JF 阪神 31,689人朝日杯FS 阪神 26,670人中山大障害 中山 36,679人有馬記念 中山 90,374人ホープフルS 中山 42,062人ボートレースとは桁違いの入場者数です。10万人とは羨ましい。住之江の2万人の歓声やどよめきも迫力ありますが、その5倍での歓声をボートレースでも聞いてみたいですね。そんな日が来るかどうかはわかりませんが、そうなりたいという思いは捨てないで欲しいですね。せめて西の住之江、東の平和島ぐらいは施設の拡大をして10万人とはいいませんが、5万人ぐらい目指してもらいたいものです。ですがwithコロナ、with感染症の時代になった今、そういう発想は時代に逆行しているんでしょうね。でもメッカと呼ばれる場所はあって欲しいです。レース場の施設が縮小傾向にあるのは寂しいところですが、快適にレース観戦できるようになってきているところには期待したいですね。古い施設ではとにかく人を詰め込む設計になっていましたが、それでは新たな観客を増やすことは出来ませんから、建替え、改築して快適になることは入場者数を増やすことに貢献する可能性があります。今は縮小傾向ではありますが、また将来拡大傾向になる日が来ることを願いたいとも思います。