|
カテゴリ:コラム
中2の時だったか、技術の教材でドライバーの製作があった。
炭素鋼の棒と真ちゅうの中抜き棒、抜け止めピンが素材。鉄の方は、ハンマーで叩いて ヤスリでマイナスドライバーの形に仕上げる、柄の方は六角形断面にヤスリで成形し、 仕上げた鉄棒を叩き込みピン打ちで止める。 ここまで行くと先生が先端に焼入れをしてくれる。焼き色を見ながら、ここだとばかり、 油の中にジュッ!とやる。 ここから、磨きに入るのだが、仲間達との競争が始まった。休み時間、授業中、放課後と せっせと磨き、翌日見せ合う...だれのが、一番奇麗か。みんな、ピカピカのツルツルに 磨き込まれて、すでにドライバーの役を果たさない...滑っちゃって。みんなボロキレに 包んで大事そうに持ち歩いていた。 飽きもせずしばらくはこの遊びに興じていたが、ここで僕は掟を破った。 こっそりうちの工場のバフを使ったのだ。効果てきめん、鏡の如く顔が写る。 「う~ 、すげ~...おまえ、道具を使ったな、反則だぞ!俺のもやってくれ」と請 け負うハメになった。こうして国王室の宝剣みたいなドライバーが次々と生まれた訳 だが、後でオヤジから大目玉を食らった。大事なアクルル研磨用のバフをまっ黒けに したからだ。^^;; ☆ 1/3スケール ルガーP08アーティラリー・モデルのバレル・アッセンブリが ほぼ完成した。フロント・サイトに刻まれた遮光セレーションは0.1ミリ。 バレル全体のフォルムは、なんともエレガント...。この作品は、西国の王室 ギャラリーに納められる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.28 09:11:30
コメント(0) | コメントを書く
[コラム] カテゴリの最新記事
|