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2006.11.03
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カテゴリ:進路の悩み
お化け
 この時期、併願校の対策や本命校の噂に翻弄されがちですが、親の不安や悩みは子どもに影響しますから、そこはグッと堪えて、子どもたちが本命に向かってモチベーションを高められるように、”迷いを見せない”ことが大切です。

 本校の入試説明会や学校見学会でも、上手な保護者の方は良さそうな先生を見つけて「あの先生優しそうだね」とか、「理科室の設備すごいね」などと子どものモチベーションが上がるきっかけになるようなところを上手く見つけておられました。

 中学受験は親の受験のように言われますが、私は私学へ勤めてそういうイメージがなくなりました。

 受験ママとかいうと、がり勉させることに必死でガツガツした母親をイメージしがちですが、本当は、子どもたちの可能性と長所を引き出すべく周囲の環境に気を配り、目標に向かうモチベーションを心地よく引き上げてやるために優しく微笑んで話し掛けている母親のイメージがあります。

 現に、説明会や見学会では、上品で控えめで優しそうな保護者の方が多いように思います。

 しかし、母親一人が孤独に受験と向き合うと、必要以上に子どもにプレッシャーを与えたり、子どもの学力以外の精神的な部分を未発達にさせてしまう可能性があります。

 「子どもと一緒に」というのは解決になっていません。子どもたちは何もわかりませんから。

 やはり、家族や友人やPTAや塾仲間と一緒に乗り切る姿勢が大切だと思います。

 アドバイスをもらい、まずは自分がバランスよく思考し、生活全般を通して優しく全体的に包み込むように子どもと関わっていくことが望ましいと考えています。

 そういう私は自分の子どもにまったくそれができていないので反省の意味も込めてそう強く思います。

 





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Last updated  2006.11.03 10:09:09
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