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カテゴリ:映画・TV鑑賞記
最近見ているドラマ
「八重の桜」 「火怨・北の英雄 アテルイ伝」 映画館でイベント上映している「宇宙戦艦ヤマト2199」は言うまでもない(←どこかでゆっくり語り倒したい)として、今TVではこの2つが面白い。 どちらも次の放送を楽しみに待つという、幸せな時間をもらっている。 たぶん「八重の桜」は戊辰戦争以外よく知らなかった幕末の会津を見せてくれていることや、あの会津言葉がどこか「獅子の時代」(NHK大河ドラマ)を思い出させて懐かしい気持ちになるためだろうと思う。今までのところドラマ上の破綻は特に見あたらないし、主人公を無理に持ち上げている気配もないので安心だ。ここ数年の"視聴率だけハイレベル"大河ドラマ(←天地人とか江なんて具体名は言わないけど)だったら、今ごろ八重がいきなり京都に駈けていって新撰組に説教したり、勝海舟に驚嘆されたりするところだが、幸いそんな気配はない(笑)。ぜひこのままの調子で行って頂きたい。 「アテルイ伝」は、まずこのドラマをやってくれること自体が嬉しい。奈良時代のあたりは大人の事情があるのか、ふだんほとんど取り上げられないし、ましてや被征服民族視点の物語だ。それを今回は"ヤマト"(つまり朝廷)を偽善化せず、平和な蝦夷を攻める侵略者として非難し続けている。 NHKはそうでなくっちゃ。 蝦夷についても知らないことばかりなので、ドラマに出てくるキーワードをきっかけに、自分でいろいろ調べることができる。(=ドラマは鵜呑みにしちゃいけない。) それに、この作品もどこか懐かしい。「風と雲と虹と」(NHK大河ドラマ)に近い感じがするのだ。都(平安京)のやたら面倒くさくて無駄なしきたりに幻滅して、板東(今の関東)に戻って理想郷を創ろうとした平将門の物語。戦いたかったわけではないのに、領土侵略を撃退しているうちに朝敵になってしまい、民衆に慕われながらも滅んでいく。自分は関東の人間だから、いわば将門と同じ立ち位置であり、感情移入はひとしおだった。中学生の頃、毎週テレビにかじりついて将門を応援していた、あれに近い気持ちでアテルイを応援している気がする。どちらも最期を知っていたのに、それでも応援したくなってしまうから、歴史ドラマは面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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