キーウエストに別れを告げて、一路マイアミに戻った私達は、元の宿に数日間滞在してそれぞれの目的地を目指した。この宿で知り合った二人の日本人は、私の今までの体験を聞いて一人旅人生を始める事となる。一人は、京都のOL、一人は東京の大学生の男の子。二人がその後に付き合いだすとは・・。男と女の事には鈍感である私には想像もつかなかった。しかし、既にマイアミで知り合ったときから二人は運命を感じていたのかもしれない。朝一の飛行機だったので夜のうちに空港まで移動して、ベンチの下で寝袋で寝た。朝、早速カウンターでチケットを出すと、どうやら予約が取れていないらしい・・昨日の夜、空港に着いた時、予約を確認したにもかかわらず・・。(こういう事はよくある事で、その後私は慣れっこになったが。)私は、なんとしてもカルガリーに移動したかった。昨夜も確認したんだぞ!と日本語で叫びまくっていると上司らしい人物が現れた。(困った時は、自信を持って日本語で交渉するべきであるとこの時感じた)何とか、カルガリー行きの予約を取りましたと言われた説明を受けると、なんと!!2回も乗り換えが必要だった。まして、シカゴでは半日以上の待ち時間・・。シカゴ美術館を見学したり大きな街だったので時間はつぶせた。朝一番でマイアミを出発した私がカルガリーに着いたのは言うまでもなく真夜中。Tシャツ、短パンの格好で空港に降り立った私は完全なマヌケだった。後から知った事だがカナダの気候は、一日で日本の四季全部を体験できるほど変化が激しい。真夏の北半球で雪を見た始めての体験をしたのがここカナダである。これからどうしよう・・。カナディアンロッキーの街、バンフを目指し。オリンピックの開催地、カルガリーの真夜中の街を宿探しに彷徨った。
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幸喜3319
表の世界と裏の世界の狭間を日常にするヘッドハンターという人種の日々起こる出来事をあなたにも、ほんの少しお知らせします。
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