カテゴリ:国内旅行 (東海・北陸)
敦賀・氣比神宮に行きました。ここの大鳥居は、広島・厳島神社、奈良・春日大社の大鳥居と並び、日本三大木造鳥居と言われていますが、現在改修工事中で見ることができませんでした。
松尾芭蕉の「奥の細道」に敦賀の氣比神宮を読んだ俳句があります。 「月清し遊行のもてる砂の上」です。 芭蕉は敦賀で、旧暦8月15日の中秋の名月を見るのを楽しみにしていました。 芭蕉が14日に敦賀の宿に泊まり、宿の主に、「明日は今日のように晴れるだろうか」と聞くと、「こちらの天気は変わりやすいので分からない」と言われ、夜に氣比神社に参拝しました。 昔、遊行二世上人が、足場の悪い境内までの道を、浜の砂を運んで整備しました。それ以降、「遊行の砂持ち」として、砂を運ぶ行事が行われています。遊行上人が運び込んだであろう白砂が、月に照らされて美しく光る様子を俳句に読みました。 中秋の名月である15日は、残念ながら雨でした。 氣比神社近くの広場に、遊行の砂持ちの像があります。 ![]() ↑ 敦賀・氣比神宮の入り口。大鳥居は改修工事中。 ![]() ![]() ↑ 境内。 ![]() ↑ 氣比神宮。 ![]() ![]() ↑ 外拝殿。 ![]() ![]() ![]() ↑ 松尾芭蕉像。 ![]() ![]() ↑ 「月清し遊行のもてる砂の上」。 ![]() ↑ 氣比神宮にある石碑。芭蕉翁月五句。 ・國々の八景更に氣比の月 ・月清し遊行のもてる砂の上 ・ふるき名の角鹿や恋し秋の月 (角鹿:つぬがは、敦賀の古名) ・月いつく鐘は沈る海の底 ・名月や北國日和定なき ![]() ↑ 氣比神宮を見る松尾芭蕉。 ![]() ↑ 「お砂持ち神事」の案内板。 ![]() ↑ 砂を掘る。 ![]() ↑ 境内に続く道を砂で整備した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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