カテゴリ:国内旅行(関東・甲州・信州)
2020年11月7日、京浜急行電鉄・川崎大師駅で下車し、表参道や仲見世を通って、川崎大師平間寺へ行きました。
川崎大師の縁起ですが昔、尾張の国(愛知県)を無実の罪で追われた武将・平間兼乗(ひらまかねのり)は、川崎にたどり着き、魚を捕って生活していました。ある夜、高僧が枕元に立ち、「昔、私が唐にいたころ、自分の像を刻んて海上に放ったが、未だ人と縁が無い。速やかに網でその像を取り、供養して功徳を人々に及ぼせば、福徳となって願いが叶う」とのお告げがありました。 兼乗は早速海に出て光り輝く場所に網を投げ、水中から木像を引き上げたので、小庵を建てて供養しました。高野山の高僧である尊賢(そんけん)上人が諸国遊行の途中に立ち寄り、その話を聞き、兼乗と一緒に1128年に寺を建立し、平間兼乗から「平間寺(へいけんじ)」とし、本尊は厄除弘法大師と称しました。 1796(寛政8)年に11代将軍徳川家斉(いえなり)が24歳の前厄消除のために参拝したのを機に、以降の将軍の参拝が行われるようになり、大変賑わいました。 境内には沢山の像や石碑があり、一部を紹介します。 仲見世では達磨や飴を売っていました。板の上で飴を切る音が、トントコと響き渡っていました。 ↑ 京浜急行電鉄・川崎大師駅。 ↑ 京浜急行(大師電気鉄道)発祥の地の碑と、「発祥之碑」を紹介する「けいきゅん」像。 ↑ 京急電鉄のマスコットキャラクター「けいきゅん」・制作者:栗田宏武(くりたひろむ)氏。 栗田さんは、独学でチェンソーワークを身につけ、長年ログハウスも造り続けた。2005年にTVチャンピオン「ログハウス王選手権」で優勝。チェンソーアート競技大会にも数多く出場されている。 栗田宏武(くりたひろむ)氏。 ↑ 京浜急行(大師電気鉄道)発祥之地の碑。 大師電気鉄道は明治32(1898)年に六郷橋から大師停留所間の2キロ開通した。 明治5(1872)年に新橋~横浜間に蒸気車が開通し、その途中にある川崎駅から川崎大師に参詣する人々を運ぶためであった。 ↑ 川崎大師駅周辺地図。 黒い線が川崎大師表参道と仲見世通りで、川崎大師平間寺(へいけんじ)に続く。 ↑ 川崎大師表参道厄除門。 ↑ 表参道を歩く。 ↑ 開運だるま専門店「小田切商店」のだるま。 ↑ 日本一(1m)手作り・手書きだるま。 ↑ 川崎大師入口。 ↑ 松屋総本店。開運とんとこ飴、せき止飴を売っている。 ↑ 川崎大師仲見世。 ↑ 髙橋太一商店。 ↑ アマビエだるまを買おうかどうか、ずっと迷ってしまった。 ↑ 仲見世の途中にも松屋総本店があった。 ↑ とんとこと音を立てながら、飴を切っている所。 ↑ 柏屋植松商店。 ↑ かどや開運堂。 ↑ 寺子屋本舗。 ↑ 大山門。 ↑ 大本堂。 ↑ 川崎大師公認キャラクター「ひらまくん」。 奈良の「せんとくん」をデザインした彫刻家の籔内佐斗司さんが、武将・平間兼乗の子供の頃をイメージして作った。顔が「せんとくん」に似ていると思う。 ↑ 弘法大師・空海。誕生1250年。 ↑ 古賀政男像。 古賀メロディの作曲家で有名な、古賀政男氏の銅像。 古賀氏は昭和52年に「川崎大師賛歌」を作曲し、寺に奉納された。同氏の7回忌に建立された。 ↑ 江戸消防記念碑。 享保年間に江戸町奉行の大岡越前守が、江戸市中へ町火消を設け、いろは文字のように48組とした。 弘法大師がいろは歌を作ったとも言われており、その起源を永久に伝えるため、明治21年、石工・酒井八右門が建立した。 ↑ 種梨遺功碑。 長十郎梨の良種を発見した当麻辰次郎の遺功の碑。 1893(明治26)年に大師河原村の梨園で、当麻辰次郎氏によって発見された梨。 ↑ 六世竹本網大夫の碑。 竹本網大夫(たけもとあみたゆう)は義太夫節の浄瑠璃で有名で、初代は近松門左衛門とも交流があった。6代目の碑がある。 「ものいはで 立出るなり 秋のくれ」 ↑ 太平洋戦争で失った大本堂の復興が進み、昭和33年に本尊を仮本堂から移す式を行った時、記念の句会が開かれ、出席した高浜虚子氏が詠んだ句。 「金色の 涼しき法の 光かな 虚子」。 ↑ 正岡子規句碑。 正岡子規が明治27(1894)年に川崎大師を参拝し、俳句を詠んだ。 「朝霧の 雫するなり 大師堂」 ↑ つるの池、やすらぎ橋、釈迦如来像、薬師殿。 ↑ 降魔成道釈迦如来像。 昭和52(1977)年に設置された。 ↑ 釈迦如来像と薬師殿。 ↑ 日本百観音霊場お砂踏み参拝所。 平成29(2017)年に建立された。日本百観音霊場(西国33観音、坂東33観音、秩父34観音各霊場)の砂が埋葬され、百寺の観世音菩薩像(レリーフ)がある。 ↑ 西国33観音霊場、坂東33観音霊場。 ↑ 坂東33観音霊場、秩父34観音霊場。 ↑ やすらぎ橋とひらまくん。(祝七五三)。 ↑ 鐘楼堂。 ↑ 鐘楼堂。 ↑ 八角五重塔。 昭和59(1984)年に造られた。 ↑ 第55代横綱北の湖。 ↑ 第55代横綱北の湖の像。北の湖敏満氏は川崎大師平間寺の檀家。 平成29(2017)年に建立。 ↑ 力石(ちからいし)。境内で若者たちが力比べに使った石。 ↑ 力石。 ↑ 遍路弘法大師像。 昭和48(1973)年に造られた。 ↑ 弘法大師像。 ↑ お遍路の草鞋。 ↑ 江戸から川崎大師への参拝客のために、寛文3(1663)年に道標が建てられた。 高さは171cmで、「従是弘法大師江之道(これより弘法大師への道)」とあり、川崎宿の多摩川寄り入口に建てられていた。 ↑ 道標のあった場所。 ↑ 道標。今は境内に置いてある。 ↑ 「祈りと平和の像」と八角五重塔。 ↑ 境内で菊の展示会をしていた。 ↑ 菊。 ーーーーーーーー 仲見世に戻る。 ↑ 住吉。 ↑ 住吉。 ↑ 松屋総本店。 ↑ 熱い飴が下に伸びていく。 ↑ 飴を切っていく。とんとこ音がするので「とんとこ飴」。 ↑ 飴を叩いて切るので木の台が削れてへこんでいる。 この店で、飴の袋を購入した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.30 12:57:45
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