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星とカワセミ好きのブログ

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2024.06.02
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カテゴリ:本、雑誌、記録
私が小さい頃から、「ドラえもん(藤子・F・不二雄)」が雑誌に掲載されており、よく読んでいました。
「ドラえもん 第1巻/藤子・F・不二雄/てんとう虫コミックス/小学館」も持っていますが、その第一話は「未来の国からはるばると」で、のび太の机の引き出しから、未来から来た猫型ロボットであるドラえもんが出てきます。のび太の孫の孫であるセワシも現れ、のび太の将来をまとめたアルバムを見せます。
その将来の写真にのび太はショックを受けますが、セワシとドラえもんはその悪い運命を変えるために未来から来たと言いました。

当時読んだ雑誌の中で、次のようなドラえもん誕生秘話が書いてありました。

藤子・F・不二雄さんこと藤本弘さんですが、新連載の締め切りが迫る中、キャラクターが決まりませんでした。締め切り日になり、たまたま「猫」と「起き上がりこぼし人形」を見て、その二つを組み合わせて「ドラえもん」を思いついたそうです。


私も友達も、ずっとその話を信じてきたのですが、「まいっちんぐマチコ先生」で有名な漫画家のえびはら武司さんが「藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編/えびはら武司/竹書房」を出され、p31~35で「ドラえもんに関わる1冊の本」として、ドラえもんのきっかけはSF小説「夏への扉(ロバート・A・ハインライン)1956年発表」であり、猫と起き上がりこぼしの組み合わせの話は、子供達が喜ぶような誕生秘話として作り話であったことが記されています。


私は「夏への扉 The Doo into Summe /新訳版/ロバート・A・ハインライン (Robet A.Heinlein)/小尾芙佐(おびふさ)/早川書房/2009年8月10日初版発行」を、何回も読みました。
本のカバーには次の記載があります。

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると”夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そして、ぼくもまた、ピートと同じように”夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる”夏への扉”は見つかるのだろうか。そんなぼくの心をとらえたものとはー。
巨匠ハインラインが描く、希望にみちあふれた未来予想図。

【著者紹介】ロバート・A・ハインライン
1907年アメリカ・ミズーリ州生まれ。1939年に「生命線」でデビューののち、次々と作品を発表。『宇宙の戦士』、『月は無慈悲な夜の女王』など数々の名作を生みだした。1988年没。
代表作である本書は、明るい未来への希望と人類への信頼、そして猫への愛がこめられた。珠玉のエンターテインメント。その人気は日本でも非常に高く、発表後、数巡年たったいまでも多くのひとびとに親しまれている。

「夏への扉」を読むと、コールとスリープやタイムトラベルの話が出てきますが、私が一番印象に残ったのが、恋愛の部分でした。最後の最後には、自分の思い通りの恋愛に結びつき、ハッピーエンドで終わる安心した読後感がありました。

この本は本当に面白かったので、読まれていない方にはお勧めです。


「ハヤカワ文庫SF総解説2000/早川書房編集部・編/早川書房」を持っています。
本のカバーには次の記載があります。

1970年8月に刊行が開始された文庫レーベル、早川文庫SF。2015年に通関2000番に到達したことを記念した特別企画として1番『さすらいのスターウルフ』から2000番の『ソラリス』まで、番号順にすべての読みどころと意義をSF作家・評論家が徹底解説。(SFマガジン)紙上で展開された大型特集が1冊の単行本で登場!

この本のp108で、345番 1979年5月「夏への扉/ロバート・A・ハインライン」の紹介があります。
森晶麿氏の解説を紹介します。

もしも恋愛を恋愛以上に尊いものに変える魔法がこの世に存在するとしたら、それは未来ではないたろうか。
本書『夏への扉』が僕を熱狂させたのは、この魔法によるところが大きい。これほどまでに未来を強く信じる物語を僕は知らない。
タイムトラベルものという形式に作者ハインラインが込めた澄んだ情熱は、恋愛という泡沫(うたかた)を崇高な愛に昇華するのだ。
もう一度、もう一度ー。裏切りに遭いながらも主人公ダニエルは、未来が今より素晴らしいことをつねに疑わず、愛する人と結ばれる未来を思い描いて跳躍する。
夏への扉を開け、飼い猫ピートの要求に背中を押されて、泡沫は確かな輪郭を得る。
本書は、未来が恋愛の瑞々しい隣人だと教えてくれる極上のSF恋愛小説だ。(森晶麿)

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↓「ドラえもん 第1巻/藤子・F・不二雄/てんとう虫コミックス/小学館」






↓ 第一話は「未来の国からはるばると」












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↓「藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編/えびはら武司/竹書房」。



p31~35 「ドラえもんに関わる1冊の本」。



↓ 「夏への扉 The Doo into Summe :ロバート・A・ハインライン (Robet A.Heinlein)」が、ドラえもんのアイデアとなった本。





↓ 子供達を楽しませるために作られたドラえもん誕生秘話。






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↓ 私は「夏への扉 The Doo into Summe /新訳版/ロバート・A・ハインライン (Robet A.Heinlein)/小尾芙佐(おびふさ)/早川書房/2009年8月10日初版発行」を何回も読んだ。







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↓「ハヤカワ文庫SF総解説2000/早川書房編集部・編/早川書房」



↓ p108で、345番 1979年5月「夏への扉/ロバート・A・ハインライン」の紹介。
森晶麿氏の解説





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最終更新日  2024.06.15 11:22:15
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