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カテゴリ:忘備録
2020-10-24
10/22 BSプレミアム ヒューマニエンス「オトコとオンナ "性のゆらぎ"のミステリー」 https://tv.ksagi.work/entry/2020/10/24/192127 一夫一妻制は実は人間には自然でない? さらに人は多くは一夫一妻制を取っているが、これが本当に正しいのかについての疑問もあるという。東京大学の坂口菊恵氏によると、人は同じ相手に恋愛感情を抱き続けるのは大体2年半が限界だという(だから昔から「3年目の浮気」って歌もある)。 動物について見た場合、ゴリラは一夫多妻である。、 このゴリラはオスメスで体格の差が大きく差が大きい動物は一夫多妻の傾向があるという。 人間の場合は男女の体格差はあるが、ゴリラほどではない。 一夫一妻のテナガザルはオスメスの体格差が全くなく、 人間は両者の中間だという。 さらにチンパンジーはオスメスの体格差は人間に近いが、 彼らの場合は特定の相手と交尾しない乱婚であるという。 だからオスは自らの遺伝子を残すために精子の数は多く、動きも活発である。 チンパンジーの精子が6億個に対し、 競争のないゴリラは5千万個、 そして人間は2億5千万個と完全に中間だという。 このような中途半端な人間は、一夫一妻よりも シリアルモノガミー(連続的単婚)という行動があるのではないかという。 https://tv.ksagi.work/entry/2020/10/24/192127 処女懐胎には 性スペクトラムという考え方には頷かされるところがある。まさに今問題となっているLGBTの話である。スペクトラムになっているのなら、肉体上の性と精神上の性が一致しない場合があっても不思議ではないと言うことである。現在はこういうのを「異常」と捉えて排除しようという輩が少なくないが、実はその一方で昔からLGBTは潜在的にかなり多いということも推測されている。性がスペクトラムだとしたら、その数が多いのはいわば「当たり前」ということになる。この辺りはあからさまにヘテロである私には全く想像が付かない。 まあしかし男性がいずれ消滅するかもという話については「そうかも」という気が全く別の意味で感じる。いわゆる男らしくないせこい男が世の中にあからさまに増えているので。男女差別的な意味での男らしさの否定だけでなく、実は生物学的にもいわゆる男らしさというのが消滅しつつあるのかもなんて考えたりする。 忙しい方のための今回の要点 ・今まで性の分化は性染色体で決まるとされていたが、単純にそれだけでは判別できない例がかなり多いということが近年の研究で判明してきた。 ・最近の考え方では性は男女に完全に二極分化しているものではなく、中間的状態を含んで連続的につながっている性スペクトラムという考え方が登場している。 ・またY染色体はいずれ消滅するという報告もある。動物の中にはオスとメスがいなくてもメスだけで繁殖する能力を持っているものは少なくないという。もっともY染色体が消滅したトゲネズミも、他の染色体が精分化に働いてオスが誕生しているという。 ・一夫一妻制が人間の本来の生態として正しいのかというのに疑問を呈する声もあるという。生物学的観点からは人間は一夫一妻の相手を数年で変えていくシリアルモノガミーの方が自然なのではないかという話もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月15日 12時16分34秒
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