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テーマ:ゲーム日記(30973)
カテゴリ:ゲーム関連
「ありがたや」 1980年代。 ナムコの源平討魔伝というゲームとの出会いは音楽に始まった。 ビデオゲームグラフィティというアレンジ音楽がメインのテープだった。 琵琶の音をあわせた和風的な音楽と現代風のシンセ音楽のミックスが 幻想的で、ゲームセンターに登場するまで、いったいどんなゲームなのか 期待していたのである。 「諸行無常」 ゲームのタイトルどおり、源氏と平氏の闘いがモチーフになっている。 壇ノ浦の合戦で破れて死んだ平家の戦士、「景清」が地獄から蘇り、 源氏への復讐するために日本を横断し、鎌倉を目指すアクションゲームだ。 鎌倉を目指す復讐行の途中で、剣の攻撃力や体力などを徐々に増やし ながら、頼朝を倒すために必用な三種の神器--草薙の剣・ ヤサカニの勾玉・ヤタの鏡--を探す、というアクションRPGの要素もある。 「必殺旋風剣 いや~~~~~~~」 源氏--魔界源氏は、魔王頼朝を頂点とし、魑魅魍魎・妖怪変化・巨竜など を従えて日本を支配する強大な敵である。 しかし、景清にあるのは復讐心のみ。 日本を魔界源氏から解放するため、とか、平和を取り戻すため、とかいう 目的意識は無いのだ。 立ちふさがる敵は地獄の門番達であろうと、魔物であろうと全て切り伏せるのみ。 修羅の道行きの途中に仏から助力を得たりもするが(ボーナスステージ)、 仏との会談の最後に咲いた花をとると、「愛」が心に芽生えたりもする。 伝奇作品として、現在でも充分に通用するストーリーだと思う。 「なさけなや」 ゲームセンターで源平討魔伝を見たのは、コナミの「沙羅曼蛇」とほぼ同じ 時期だった。 奇しくも、この2大超大作には共通する点があったのだ。 1.ステージ毎にスクロール方向やゲームの画面が変化する事。 2.巨大な竜が登場する事。 僕が通っていたゲームセンターでは、ほぼ互角の客のつき方であった。 もちろん、僕は両方のゲームに100円(または50円)を入れまくっていた。 「きをつけなされ」 源平討魔伝というゲームで僕がもっとも好きなシーンは以下のシーンだ。 頼朝がその魔力をもって、直接、景清を攻撃してくるシーンだが、 なんと、地平線の彼方--山々の向こうに巨大な頼朝が出現し、 杓をもってたたいてくるのだ。 なんて非常識で桁はずれな発想だろう!! 素晴らしすぎて、遠方の山々の風景を眺めていると、時々、巨大な頼朝が 山々の向こうからせりあがってくる幻覚をみるほどだ!! なんて危険な奴だろう>僕 「いきどまりじゃ」 三つ首竜を倒し、3種の神器をそろえ、魔人義経・弁慶を葬った景清は ついに鎌倉の頼朝までたどり着きます。 頼朝の妖魔術に耐えて倒すことに成功した時、頼朝は言います。 「わが魂は、不滅じゃ!!」 景清の体は魂のごとき数々の火の玉となって滅びます。 はたして、景清は平氏の恨みを晴らせたのでしょうか? 最後に、このゲームを製作したナムコスタッフの一人がお亡くなりになった、 とかいう噂が当時、アーケードゲーマーに広まりました。 源平の呪い、祟りだ、と。 真相は? 地平線の彼方を眺めていたら、いつかわかるのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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