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教育基本法改悪案が衆議院で強行可決された。文部科学省自身が、世論を誘導する「やらせ」をし、いじめ問題が問題となっているのに、その原因分析や総括、対策といったこととは関係なく、とにかく通すことを前提にごり押しをする暴挙に心の底から怒りを覚えます。 彼ら、文部科学省がしてきた教育への干渉や、妨害はかずしれませんが、一つを紹介します。 いじめの問題でも明らかになった成果主義が最近の一つです。いじめがあっても報告しない、それは成果主義の破綻の表れですが、現場ではもっと混乱していますし、教育の妨げになっています。 例えば、なかなかできない子どもや、いろんな悩みを抱えている子どもに対して、良心的な教師は、その子と向き合おうとします。時間をかけて話したり、クラス作りを考えます。でも、それは、成果となっては表れません。 そもそも、成果という形で評価すること自体、教育現場ではなじまないのです。教師にもいろいろいます。ですから、教師の資質を良くするために教師を評価すると言います。でも、校長や教頭が、上に書いたような子どもへのかかわりなど教師の地道な活動を把握することは不可能です。全くできないと言ってもいいです。校長にそういう教育的な観点がないということ、校長にそういう資質に欠ける人が多いという事実、教師の活動を知る時間はないということ、教師の教育活動は、ほぼ連続でやられているので、その一部だけを取り出して評価するということはできないということ、……。 そういうことが、文部科学省の役人とか、政治家はわからないのか?わかってやっているという所もあります。ようは、ものを言わない教師作りです。国の言う通り、教育委員会の言う通り、校長の言う通りに動く教師がほしいのです。ただ、それだけでしょう。 長くなってきました。教育現場での矛盾をご存じない方も多いと思いますので、また、報告していきたいと思います。 今の教育基本法のどこが悪いのか読んでほしいと思います。そして、政府案を読むとその狙いが透けて見えてきます。読んで恐ろしくなってきたと言う人が増えてきています。参議院では、どうしても廃案にしなければと思います。これは、憲法9条改悪と連動していますから、注意しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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