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カテゴリ:東京散歩
先日、門前仲町に用事があったので、ついでに深川江戸資料館に寄って来ました。
実物大の江戸の深川の町が再現されたジオラマ展示がすご~く楽しかったです! 解説員さんの解説を聞くと、タイムスリップ。 まずは表通りに立派な青物屋さん(八百屋さん)、肥料の干鰯(ほしか)屋さん、そして大家を兼ねているおコメの計り売りのお店。 ここでは、米ぬかを利用してニワトリも飼っていて、タマゴはお隣に卸すそうです。 大家さんの脇に、夜には閉まる裏木戸があり、裏長屋に通じています。 道端には、いわゆるぼてふり(棒手売り)の小切れ屋の天秤棒があり、私もぼてふりになるなら、これなら軽いかな?と思いました(笑) 掘割も流れ、江戸の水路の重大な交通手段だった猪牙(ちょき)舟が。いかにも速そう。 船宿に上がらせてもらいましたが、ここは泊まりの宿ではなく、船を待つ間に食事を出したそうです。 座敷にお稲荷さんが奉られていたのでびっくり。ちゃんとお座敷用の箪笥型の立派なお社でした。 江戸人の基本的な住居、裏長屋では、畳とへっつい(かまど)は自分持ちだそうで、まだ江戸に上京間もない独り者の部屋には、畳がなくて板の間でした。 彼は深川らしくアサリ売りのぼてふりをしているようでした。 こうした行商は、問屋さんが一式貸してくれるので、元手がなくてもその日に始められるので便利です。 今でも作り付けでなければ、ガス台(コンロ)は自前ですよね? 越す時には、畳とへっついは次の家へ持って行くそうです。 井戸端と共同トイレのある場所には、茶碗や皿の欠けた物を捨てる場所もあって、これは集めて埋め立てに使われたそうです。 表札はなくて、直接それぞれの戸の障子紙に、立派な筆で名前が書いてありました。 江戸のファストフード天ぷら屋さんの屋台は大変りっぱで、これは場所代を払うタイプ。 もう少しコンパクトな蕎麦屋さんは、かついでまわるタイプで、いくつもの引き出しに見事に麺やお揚げ、ツユが収まる道具立てに感心しました。 小さな資料館ですが、時空を超えてトリップできますよv お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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