|
カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
私の大好きな役者の一人がライアン・フィリップなのですが― 1番有名な出演作は「父親たちの星条旗」のドクになるのかな? 「白い嵐」では美少年ぶりをスクリーンの中に残せて幸運な役者とも言われていますが、変わらず童顔ですね。 これは、1999年、ロジャー・カンブル監督。 コデルロス・ド・ラクロの「危険な関係」を、現代USAのティーンエイジャーに置き換えたサスペンス。 なんていうか、金持ちで美しくて、世の中をなめ切っている二人の男女―ライアン演じるセバスチャンと、義理の姉のキャスリン(サラ・ミシェル・ゲラー)。 「危険な関係」を高校生に持ってくるとは、びっくりです。 キャスリンは、名門高校の生徒会長をしている超セレブなお嬢様だが、裏の顔は… 義理の弟のセバスチャンは、恋愛ゲームに興じていて、その顛末を日記に付けるのが趣味。 ある日、雑誌に載った、お堅くて清純なアネット(リース・ウィザースプーン)をセバスチャンが落とすという賭けを始めたことから、運命が回り始める… この作品で重要な役割りを担っている撮影監督のテオは、「美しい映像、美しい役者たち、醜い物語(笑)」と表現しているけど、言い得て妙。 サラの悪のお嬢様ぶり、素晴らしいです! そして、ライアンがいい子のフリをして見せる困った笑顔…すごい! あきれて感動しました(笑 ちゃっかり者の無邪気な新入生を演じるセルマ・ブレアがまたいいのだけど、15歳くらいにしか見えないけど、本当は25歳だったそうで、さすが女優。 舞台設定を現代の高校生にしたと言っても、舞台装置である美術はクラシックに統一し、主役の服も豪華に、現実離れした雰囲気をうまく作り上げています。 ライアンとリースがボーイ・ミーツ・ガールした作品とも言われるけど、監督はコメンタリーで、実際の恋人だったリースにオファーを出したと言ってたみたい。 で、今はとうとう破局してしまった二人だけど、リースってなんでそこまでドル箱スターなのでしょうね? やっぱり本物セレブ、ご先祖がアメリカ独立宣言書にサインをした名家・ウィザースプーン家の出というのが大きいのかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[極上の暇つぶし 映画] カテゴリの最新記事
|