[さくら] ブログ村キーワード
毎日、とても寒い日が続きます
暦の上では、昨日が立春
けれど、春の気配すら感じない
冷たい風が吹いています
去年の今日も
こんなに寒かったんだろうか…
寒かったのか、暖かかったのか
お天気が良かったのか、雨や雪が降ったのか…
私は、何も覚えていません
ただ、何もする気になれず
悲しくて、寂しくて…
ぼんやり過ごしていたことだけを
覚えています
去年の今日
私たちは、大切な仲間を亡くしました
とても美しかった彼は
不思議な魅力に溢れた猫でした
静かで、穏やかな瞳は
いつでも、キラキラと輝いていました
出会う人すべてを惹きつけるほど
優しいオーラを持っているのに
なぜか、いつも彼に感じていたのは…
いいことも悪いことも
ただ静かに
すべて受け入れ
ひっそりと生きているような姿でした
ある日突然
どこかに消えてしまわないだろうか…
そんな不安に駆られるほど
彼が儚げに見えて仕方がなかったのは
私だけだったのでしょうか
彼を見つめていると
ずっと抱きしめていたくなりました
ただわけもなく、胸が切なくなりました
彼を亡くした時
いろんなことを考えました
無邪気にはしゃぐ、彼の姿を見たかった…
いっぱい甘えて
わがままを言う彼の姿を見たかった…
すごく怒ったり
叫んだりしても良かったのに…
時には、噛みついたりしても
構わなかったのに…
彼は、最後の最後まで
自分に与えられた命を静かに生き
そして、旅立ちました
今でも、さくらのことを思い出す時
どこか寂しげだった、美しい横顔が
いちばんに浮かんできます
この厳しい世界で
野良猫として生き抜くために
必要だったものを
出会った頃から、彼は
何ひとつ持っていない猫でした
いつも優しく、穏やかで
静かに過ごしていたけれど…
お外で生きる以外に道がなかった
何年間かの生活は
彼にとって、どんなに厳しいものだったのだろう
怖くてたまらないことがあっても
静かにすべてを受け入れて
じっと耐えていたのかもしれない
私たちの大切なさくらは
もう、この世にはいないけれど…
ちゃんと送り出すことはできたけれど…
できることならば
彼が耐えていたはずの悲しみをすべて
今からでもいい
この世界から、消し去ってほしい…
そんなことを考えて
苦しくなります
自分を守ってくれる人のそばで
安心して生きることを
彼は、最後の4ヶ月間で知りました
暖かなお家、優しい人の手の温もり
怖がらずに過ごせた時間
その思い出を抱えて
天国に旅立てたこと
きっとさくらは、嬉しかったと思います
さくら、ありがとう
さくらに出会えて、幸せだったよ…
「中之島公園猫対策協議会HP」 info@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
さくらは今、きっと先に旅立った拓夢やヒュウマ、チョビと一緒に
変わらない優しく穏やかな姿で過ごしているでしょう
いつか、また彼らに会える日が来たら…
その時は笑顔で会いたいと思っています
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コメントレスが遅くなってしまい、申し訳ありません。