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テーマ:「ありがとう」(53)
カテゴリ:追悼
こんばんは、第一秘書です 長い間、ブログ更新が止まってしまい 大変ご心配をおかけしました この間、多くの方たちから 優しい言葉をたくさんいただきました 皆さん、本当にありがとうございます 皆さんのお気遣いに 胸がいっぱいになりました 日曜日は、ゆうちゃんの四十九日でした ブログが書けないまま 亡くなった子の四十九日を迎えたのは 初めてのことです 伝えたいことは、たくさんありました 今も、ゆうちゃんと過ごした日々の たくさんの出来事が浮かびます 甘えん坊だった彼女の ちょっとした表情や仕草 背中を撫でた時の温もりと感触 目が、指先が ちゃんと覚えています けれど、今回は 気持ちが整理できなかったでは 片付けられないほど 何もできずに立ち止まってしまいました 今までにも 思い出すこと、考えることを まるで拒否するかのように 言葉にできない時もあったけれど… どうしても書くことができない こんなことは初めてでした 大切な子を看取り、送る そして、彼らが生きていた証を残す どんなにつらくても 私は、彼らの最後を見届けたい つたない言葉であったとしても 彼らのすべてを残しておきたい 今も、これからも その思いが変わることはないけれど… その作業には、いつも チクチクした痛みが伴いました それは、どれだけ繰り返していても 慣れることがない痛み ひとつの痛みが癒えないまま また誰かを見送り、言葉を紡ぐ… 自分が頭と心をバラバラに 動かしていることに どこかで気付いてはいました どんな時でも 一生懸命に生きようとする猫たちに いつも、たくさんのことを教えられます ただ、私には 彼らのように潔く 生きることも、死ぬことも 受けとめられなかったりするから… 真っ直ぐな彼らと向き合い 自分に何ができるのかを考えることは とても重いです ましてや、彼らに残された最後の時間に 自分が触れてしまうことは とても、とても重いから… たぶん、今までずっと 何も考えず、何もせず ただ、泣きたかったのだと思います 失うことが怖い、悲しい どうすればいいのかわからないと 叫びたかったのだと思います どうしようもなく 立ち止まってしまったのは… 彼らを送りながら 溜めこんでしまった痛みに 心が悲鳴をあげたからなのかもしれません ゆうちゃんも 一生懸命に生きてきた子です 強い生命力を持ち どんなに体調を崩しても いつも元気になってくれた彼女 --- 不死身のゆうちゃん --- 司令塔Aさんがつけたあだ名に いつしか、不思議な期待と希望を 持つようになりました けれど… 猫が猫又になれるのは お話の世界だけ 何度も奇跡を見せてくれた彼女にも 少しずつ、少しずつ 溜まっていくものがあったのでしょう 亡くなる前に起こした膀胱炎は 抱えきれなくなったものが 一気に溢れ出したからだと思います 膀胱炎の治療後 少しは元気になったけれど… 明らかに、不死身と呼ばれた勢いはなく 徐々に弱っていくゆうちゃん 大好きだったミルクも ほとんど飲めなくなって 足元のふらつきが目立つようになって… 検査したところ 一時は回復していた腎臓の数値が また悪化していました たぶん、今までとは違う… きっと、彼女に残された時間は もう少ししかないのだろう 覚悟はしていたけれど そう意識せざるを得なくなった時は 本当につらかったです 「猫の部屋」で過ごしながら 毎日の輸液で様子を見るか 入院させて静脈点滴で様子を見るか その選択を迫られた時 Aさんと話し合い 一度は、交代で輸液に通うと決めたけれど… 亡くなる2日前の土曜日には やっと口にした水さえも 吐き戻すようになったゆうちゃん Aさんと病院へ行き、先生と相談して やはり、3日間だけ 静脈点滴することを決めました けれど、何が何でも 数値を戻そうとは考えませんでした もう無理はさせたくありませんでした ただ、少しだけでも ゆうちゃんの体が楽になればいい 願わくは、もう一度 大好きなミルクを飲めたらいい それだけだったのです 入院翌日の日曜日 少し体が楽になったのか ゆうちゃんは、ほんの少しだけ ご飯に口をつけたそうです だから、退院する日には もっと楽になっているかもしれない もしかしたら、もう一度 ミルクも飲めるかもしれない そう思ったけれど… 月曜日の朝 Aさんから届いたメールには 「急変」と「危篤」の文字 その文字を見た瞬間 私の中の癒えない痛みが疼きました 3年前、入院中に逝った ふさこの顔が浮かんだのです 私は、ふさこを いちばん安心できる場所に 連れて帰ってやれませんでした 本当は、ふさこが愛してやまない弟や妹のそばで 最後の時間を過ごさせたかった… そして、出来ることなら この手で看取りたかったのです もちろん、それは 自分勝手な願いだったのかもしれません ふさこが望んでいたことは 私には、どうあがいてもわからないから けれど、今も思い出すだけで 苦しくて、どうしようもなくなって… もう、嫌だと思いました ゆうちゃんも何を望むのかはわからない だから、どんな選択をしても また、痛みは残る それならば、ただ 自分がいちばん願うことを、と… ゆうちゃんを「猫の部屋」に連れて帰ろう 彼女がいちばん安心できる場所へ… 家族である仲間たちのそばへ… あの日の私には もうそれ以外、考えられませんでした 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 今日、7月31日はふさこの命日でした。 彼女が眠る剣先に行って ゆうちゃんのことを報告してきました。 長い間、お待たせしてしまいましたが 明日の日記が最後になります。 何だかまとまりのない内容になってしまって 本当に申し訳ありません。 どうか、あと少しだけお付き合いくださいね。 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ いつもたくさんの応援をありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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