関西人における猫の可愛がり方
[関西人] ブログ村キーワード 大阪市のど真ん中に位置する、中之島公園私や仲間たちはその場所で長年に渡って暮らして来ました。そう、言わば…大阪の風土に、どっぷり包まれて育った生粋の大阪猫です「いやー、おばあちゃん、おはよっ」『…(げっ、また来たな)』「相変わらず、元気そうやんか」『…(ふん、当たり前ですやろ)』「なんやの、また今日も目つき悪いやんか」『…(失礼な)』「なー、ばーちゃんっ」『…シャー(天誅)』ある日の運び屋Tさんと「猫の部屋」の最長老、おばあちゃんとの会話そもそも、おばあちゃんは仲間たち、関係する人たち全部あわせた中でも、いちばんのご長寿さん失礼な口の聞き方をすると相手が誰であろうと、天誅は下されると思うのですが…「痛いなー、何で叩くんよ」『…(アンタが失礼なこと言うからですやろ)』「もう、おやつあげるやんか」『…(そこ置いといてんか)』「ちゃんと食べーさ」『…(だから、そこ置いて言うてますやろ)』そんなTさんとおばあちゃんの様子をニヤニヤ見つめていた秘書たち「Tさん、おばあちゃん、ちゃんと手から食べるよ」「えー、なんでウチやったら食べへんのよ」「…日頃の行いですな」「くふふふ」「なんでやさ、もう、ばばあ」『…シャー(何やと)』このように、Tさんとおばあちゃんは日々、攻防を続けています特に、Tさんの成敗される回数が多いのはひとえにTさんが、おばあちゃんのことを好きだから…ついつい、ちょっかいをかけてしまうから…言葉だけを取れば何だか悪口を言っているようにも聞こえます。しかし、関西人というものは愛情があればあるほど、相手をけなしてみたり突っ込みを入れてみたり…自分と近しい存在に対してはぞんざいに扱うことが一種の”礼儀”だと考えているようなところがあります それはひとえに、恥ずかしがり屋だからこそそういうと、関西以外の方は驚かれるかもしれませんが例えば、可愛いものを素直に可愛いというのが照れくさいから…「お前、ぶっさいくやなー」愛情の裏返しとされる表現方法を好んで使う傾向にあります「猫の部屋」関係者の人たちも、しかりそろいも揃って、関西人気質のため仲間たちをみても「なんて可愛いんでしょう」「お利口さんですねー」などと、直球の褒め言葉は決して使わず「ゆうちゃーん」『…ゲコゲコ』「妖怪ゆーうちゃんっ」『…ゲコ』司令塔Aさんとゆうちゃんの会話に代表されるように愛すべきものに対して思わぬニックネームをつけていたり…もちろん、これも深い愛情があるからこそ第一秘書もまた、おやつの時間になるといそいそと1匹の仲間のところへ行っては…「ちびた、おやつだよー」『…(怪訝なお顔)』「アンタは相変わらず、態度がデカイ」『…(少し悩む)』「ほら、ちょっと食べてみ」『…(イヤそうに食べてみる)』「…何か、腹立つ」『…(実は、おいしいと思っている)』元々、小生意気なお顔がチャームポイントのちびたちゃん最近では、あまり動じない落ち着きを増してどっしりと構えているだけなのですが…いつも第一秘書はおやつを食べるちびたちゃんを見ながらブツブツ、ブツブツ「そんなに腹が立つなら、やめたらどう」「…あげたいのっ」「くふふ」「…」何てことはない…やれ、腹が立つとか、高慢ちきだとかブツブツ言いながらも…小生意気で、こましゃくれたように見えるちびたちゃんのことがとっても可愛いと思っている証拠「くーちゃん、今日もきったないなー」「うわっ、ももちゃん、めっちゃ太ったやん」「あかんたれやなー、フクちゃんは」そんな言葉ばかりが飛び交う「猫の部屋」しかし、本当はとても深い愛情に満ちあふれた場所そして…そこで暮らす仲間たちとて、天下の大阪猫集団ですからたまに、しっかりとボケながら…悪口のように聞こえる言葉が実は、自分たちへの愛情の現れなのだということをちゃんと理解していることでしょう多分…ですけどね「中之島公園の猫たち」nekomat@nifmail.jp*************************************** おばあちゃんとちびたちゃん、実は血縁関係にあるようです小生意気なお顔は、おばあちゃん譲り本当は、ちびたちゃん…おやつ大好きなんですよ偉そうな態度ながらもパクパク食べるちびたちゃんを見るのが第一秘書は嬉しいのだとか… ランキング参加中!ポチッ、ポチッ、応援お願いします。