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2011.03.09
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カテゴリ:観劇日記
今月の国立劇場は、混んでますね。さすがは仁左衛門人気。歌舞伎座がないからこそ、仁左衛門の出演が叶ったんじゃないの?と勘繰ってしまうワタクシ、仁左衛門がこれより前にいつ国立劇場に出てたのか、まったく記憶にないですもん。

そもそも合邦なのか合法なのか。ああ、前にもこれ、悩んだかもしれない(爆)

プログラムによれば、原作と言うか、先行作にあたる読み本の題名は合邦だけど、芝居になったものの外題は合法なのですね。ふーん

絵本合法衢って外題は、確かに印象にあるんだけども…それは絵本ナントカという外題が、絵本太功記以外にもある!と知った時の記憶であって、内容や印象を覚えてるわけではないし。

ただ、発表の時点から「仁左衛門の悪の華」みたいな宣伝文句を見聞きしてるし、南北の作品だしってんで、想像がつく、くらい。あ、でも、うんざりお松も覚えてました。もちろんこれも、名前が新鮮だったせいなんだけど…他に蛇使いっていうのも印象的だったかな…今日は、口で蛇を割いてて、すごかったっす時蔵さん!…前に観た時は誰だったっけ

ま、昔のことはいい。精出して取った、これが最後のお得席になる3等、3階10列目から気軽に楽しむのだゎ。

ねー、次回から、国立の3等席は3階の最後列1列と1階の大外だけになっちまいますもんね。特別席も微妙に動くけど、気になるのはやっぱり3等が減ること。実際に影響を受けるのは10月公演くらいからだろうけど…うーん、秋には4倍かそこらのお値段になるのかと思うと、愛着ひとしおの10列目であーる(爆)

さて。

仁左衛門は、派手で華やかで、なんだか楽しそうな悪役2つ。私は大学之助の方が断然好きだな。太平次だって悪くないけど、大学之助が大悪党なら太平次は小悪党な感じで、仁左衛門に対して私が持っているイメージからするとやっぱり大悪党の方に魅力を感じる。

だから、さんざん悪さしながらも、最終幕で「あいつは俺が殺した」と舞台上で語られるだけの太平次に対して、大学之助はちゃーんと派手に死ねるので満足でもありました。あはは

ま、世話場の空気に乗れなかったせいもあるんだけど。

そうなんですよねー、序幕の発端は面白く観てたんですが、二幕目になるとご飯食べたせいかクラクラしちゃって時々意識が飛んでました。なんかこう、飽きちゃって。

商家(道具屋)の店先であれこれするのも、時蔵の見せ場であるゆすり場くらいまでは楽しんでみてたんですが、これが失敗したあたりから記憶はとびとび。いつの間に愛之助は帰ってきたの?あら今度は出ていくの?二人で?なんで?な、感じ。お隣の二人組が「あれ、毒よ毒、死んじゃうわよ」という声が聞こえなかったら、知らないうちに秀調さんは死んじゃってたかも。

それにしてもこのお芝居、みんな死んじゃうんですね。

まるで、昭和の頃の仕事人みたいで…何が言いたいかといえば、とりあえず善人がヒドイ目にあってみんな死んじゃわないと始まらないみたいな印象を受けました。大詰になって、あらまだ死ぬの?ってな。

頑張って返り討の孝太郎や、中途半端なところで、しかも味方からはずみで殺されちゃう梅枝あたりはホントに仕事人の導入部みたい。

序幕に出てきて、それからずっと登場しなかった左團次がいいところを持っていく気がするけど、それはまぁ、歌舞伎にありがち。でも、艱難辛苦の揚句に切腹っていう愛之助にはビックリ。あらー、こういう展開って珍しくない?さすがは大南北!

善人も悪人もみんなみんな殺されて…左團次が男女蔵を殺すのは初めて観たかも…最後に残る二人以外は誰もいなくなっちゃうこのお芝居。面白いような、そうでもないような。特に見たいとは思わないけど、役者によっては見たいかも。

なんだか…海老様がやりたがりそうな。

そうじゃなかったら、またしばらくは出ない可能性の高そうな、そんな気がしました。

◇◆◇

お正月には、1階からしか見なかったせい(たぶん)で食べなかった、国立劇場で気に入っているお弁当、丸梅のおむすび弁当を今年初めていただきました。小劇場だと売ってないからねー、これでまたしばらくご無沙汰だろうなぁ。

3月国立劇場@おむすび弁当.gif

今月、珍しくよくお友達に会えております。年度末だから?
なんだか普通のオバサンになれてる気がして、ちょっと嬉しい。
でも明日はオジサン仕事だなぁ(爆)





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Last updated  2011.03.09 22:47:20
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