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猫並生活

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2011.03.12
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カテゴリ:徒然日記
昨日の私。西新宿の高層ビルで朝からずっと企業研修の講師してました。

いい調子でしゃべってたので、揺れ始めた当初は「揺れてますね」といいつつそのまま収まるのを待つ気分だったけど、収まるどころかどんどん揺れが大きくなるので1分後には教室後方まで走って出口の確保。それでもどんどん揺れが激しくなり「おお、これが噂の長周期地震動?」と驚きつつ、主催側の指示を受けて自分のクラスの受講者を非常階段から避難させ、全員いなくなったところで自分も階段を下りる。オフィスビルの20階というのは、ちょうど以前住んでいたタワーマンションの28階と似たようなもん。

ロビーでいったん点呼し、さらに屋外へ。そこで協議して、私物を持って降りて(そういう悠長な受講者が多かった)そのまま帰れるヒトはお帰りください、少々の忘れ物は保管し後日連絡します、ということに。

残った受講者としばらく待ち、エレベーターは動いていないものの、ビル内に入ってもよいという管理会社の指示を受けて、階段を上がって教室へ。受講者が荷物をまとめて退避するのを見送り、残ってる忘れ物をまとめ、教室を片づけて、自分も退避。20階を、降りて上がって、また降りて。

外でまわりを見れば、周囲の高層ビルがぐわんぐわん揺れてる…かなーり映画っぽい風景。中には窓ふきゴンドラが吊り下がったままのがあり、当然ヒトが乗ってて、わー!と見ず知らずの人と一緒に恐ろしがってみたりも。

とりあえず飲み水を1本買って、我が家が心配なので歩いて帰る。近道よりも大通りが確かだろうと、まんま東京マラソンのコースをゆく。幸い、新宿から半蔵門までは平均すれば緩い下り坂。半蔵門から日比谷までははっきりした下り坂だもん。

途中、外壁が崩れてるビルや落ちた看板などなく、燃えてる建物もなかったので、なんとなく安心。出会った緊急車両もパトカーだけで、あれはどうやら政治家先生を乗せた車を先導してたもののよう。

銀座を通るのは得策じゃない気がしたので、馬場先門から大手町へ抜け、そこから日本橋を通り抜けて帰る。遠回りだけど、それでも10キロがそこらだもんね。2時間半で帰宅。

その間に、多摩地区にいる老母とは連絡が取れて、まずは安心。

ウチのマンションのエレベーターは案の定止まってたので、階段を7階まで上がる前に、コンビニによって何もしなくても食べられるモノを確保しようと思ったのですが…周知の通り、コンビニにはお弁当やおにぎり、サンドイッチはもちろん菓子パンやカップ麺の類もすべて売り切れ。でも肉まんを見つけたので、それを買って帰る。

玄関で電気がつくのを確認し、家に入ると…キッチンの下の戸棚が開いて猫カリカリがむき出しになっているも、食べ放題した気配はナシ。グリルのトレイも飛び出してるし、冷蔵庫の足元にはバターと納豆が落ちていて、扉は一度開いてから閉まったらしい様子。むむ、よく見ると並びの戸棚は一歩前へ出ているし、その上にあったお茶筒が全部落ちている…

猫を呼びつつ、寝室を開けてびっくり。書棚の本がほとんどすべて飛び出して散らばっている上に、なんと!天井に固定してあったハズの書棚そのものが倒れている…なぜ?重すぎ?ボルトが折れてるのと、床にけっこうな傷が付いているのも発見。

さらに、パソコンが下に転がり落ちているのを発見して気絶しそうになる。液晶が割れてなかったのでホッとしたものの、無理な荷重がかかったらしいプリンターケーブルはコネクター部分がひんまがってお釈迦。

猫はどこかに隠れてて出てこない…とにかく散らばった本を片づけて寝る場所を確保しないとどうにもならないので、肉まんが冷めるのを放置したまま本を片っ端からキッチンの隅に積み上げていく。倒れた書棚はとりあえず倒れた状態のまま廊下へ。一見したイメージよりは簡単に片付いて…もとい…簡単に寝床は確保できて、冷めきる前に肉まんを食せたのでありがたい。

手を洗おうと洗面所へ行って、ガスメーターが緊急遮断になってるのを発見。でも自分では開けないので、お湯を諦める。湯沸かしポットで温めたお湯で顔を拭いておしまい。

トイレが水浸しになっているのを発見。水漏れか?!と心配したけど、どうやら揺れた時に溢れたのがしばらく浸み出てきてたよう。問題なく稼働したのでよしよし。その際、タオルラックの最上段に丸まってる梅子を発見。お尻しか見せてなかったけれど、しばらく撫でると向きを変えて顔を見せ、すりすり寄ってきて、ようやく登場。

梅子はヒトについて回るも…そのうちどこからか菊太郎を追い出してきたので、猫にご飯を出す…が、食べない様子。そのうち食べるか?とそのまま放置。猫、落ち着かず。怖かったねー

余震が気になるのでテレビをつけっぱなしにして、とりあえず疲れたので寝る。しかーし、3時に緊急地震速報で起こされて、長野?新潟?と驚く。その後、やたらとピロロロンが鳴るので眠れず。猫たちはまだまだ落ち着かず、いつもの時間になっても起こしに来ない。

試しに朝ご飯=カリカリを出すと、梅子は元気に食すも、菊太郎はまったく口をつけず。

8時になるのを待って東京ガスに連絡。ようやく温水確保。

書棚を戻して本を入れ、汚れものを洗濯して干し、冷蔵庫とその隣の棚を動かして、背後にぶちまけられているお茶っぱを始末…むむぅ、ウーロン茶とほうじ茶と玄米茶と緑茶がすべてダメになっとる。掃いても掃いてもお茶っぱが、吸っても吸ってもお茶っぱが!

磯辺巻きを作ってお昼ご飯に。

キッチンのつり戸棚のロックを解除したり、飛び出してはいなかったけど中でごちゃごちゃになってた食器棚を整頓したりしながら、その間にテレビで被災地のとんでもない状態を見て驚く。

3時を過ぎてもエレベーターが復旧しないので…周りのマンションも駅もそうみたいですが…階段を下りて裏の八百屋に食料を調達に。保存食は十分あるけど、できるなら生鮮食品を食べたいもんね。とはいえ、疲労してるので、今夜は野菜を多めに入れた湯豆腐(爆)

老母が帰ってきて、7階まで階段を上り切った自慢を聞く。猫たちは次第に落ち着きを取り戻す。

相変わらずニュース映像に驚きながら、夜。やれやれ。ホントにやれやれ。

地震の時に高層ビルで仕事ってついてないかもと思ったけれど、我が家の状況を見ると、自宅にいたら怪我くらいしてた可能性もあり、結果オーライ。揺れるビルを見たのはいい経験だしな(爆)猫たちには怖い思いをさせたけど、それだって、ヒトがいれば解決するってもんでもないし。

20階上り下りも歩いて帰るのもそれほど大変ではなく、ウォーキングした甲斐があったかもね。

片付けは大変だったけど大掃除代わりと思えばよし。パソコンの状況には一瞬ぞっとしたんだけど、前面パネルが少し外れかけてただけで、無事に起動したからOK。

猫たちは2匹で固まってるかと思いきや、別行動なのに驚く…いざとなるとヒトと一緒か?!しかも、梅子の方は神経が太く勇気があるのを再確認。落ち着くのも梅ちゃんのが早かったもんな。

そういや、我がクラスの受講者に虚弱な女子がいなかったのも幸い。オトコは老いも若きもオバサンがさっさと階段を登れば黙ってついてくるのだ。わはは。

岩手や宮城に比べれば、交通機関が止まったくらいで済んでる感じの東京ですが、震度5強ってのはさすがの私も生まれて初めての経験。それで無事だったんだから、ありがたいことです。不都合もあったけど、数えてみればラッキーの方が多いし、私はやっぱり運がいいな!

さて、我が家が落ち着いたら、義援金を考えよう。

あ、上の画像は、ステンレスのゴミ箱の蓋に何かがぶつかってできたらしい跡。結構な衝撃だと思うんだけど、割れたモノはひとつもないのはなぜだろう。何がぶつかったのかなぁ。





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Last updated  2011.03.12 21:51:17
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