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2012.01.04
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カテゴリ:観劇日記
昨日まで寝正月のワタクシ。今日から始動、ただし、観劇初めってだけのこと。働いちゃいません(爆)

去年はあれやこれやであんまり着物を着なかったなぁ…12月は中村座だったしなぁ…なんて思って、新年最初くらいは袋帯でも締めようって気分になったんですけどね。

寝正月のあとらしく、我とわが身の恰幅の良さに驚く(大爆)

それに…お正月しか着ないこの梅柄の付け下げって、そういえば去年は音羽会の新年会に着てって衿にローストビーフの肉汁をこぼし、洗いに出したんだっけ。それ以来、一年ぶりに見たんだゎ。

ともあれ。

今年の初芝居は演舞場の夜の部から。菊五郎から。

昼が加賀鳶、夜がめ組、鳶つながりな感じだけれども、加賀鳶とめ組を比べたら断然め組だもん、夜から始めるのはワタクシ的に常道で王道。それに、め組って、人手がいるからなかなかでないもん、お正月早々見られて嬉しいのなんの。前に観たのって、4,5年前だよね、たぶん。

相変わらず、菊五郎の辰五郎はカッコいい。お正月早々なんて気分がいいんだろ。

初日のテレビ放映を見ていた知人が、初日には半纏のところで失敗したと言ってたけれど、今日はまぁまぁな感じ。欲を言えばもうちょっと高く放ってくれたら…いやいや、いいです、そういうのは、次の世代に期待するから。

怒りを抑えてなんか決意するような表情とかね、凄く好き。でも、それを見ていてふと、ああ海老様を殴っちゃった人たちもこんな感じだったりして、なんて妄想したりも(爆)

若手も脇のヒトも、この鳶の役はカッコよくていい。写真にして残るならこういう役でって思うんじゃないかな。道成寺の所化だっていいけどさ、でも1枚はこういうのも欲しいじゃない、たぶん親だったらそう思う(笑)そう感じるせいか、鳶のみなさんとっても楽しそうに見えるもん。

松也くんなんて今月は昼夜で鳶のみらしいけど、いいんじゃないかなぁ、少なくとも夜の鳶はカッコ良かったし、しどころも見せ場もあったし。

ただ、この手の活きのいい演目に松緑がいないって、なんだかちょっと寂しい。違和感があるくらい。でも、その分、セガレの大河君が活躍してるからいいか。いつの間に、又八ができるほど育ったんだろう。ビックリ。あっという間に千松も安徳帝もイケちゃいそう。盛綱陣屋も。いや、気がついたら鏡獅子の胡蝶を踊ってたりして。

今、俳優DBで見てみたら、18年1月20日生まれなんですね。今月20日にやっと6歳ってこと?へー、伝統芸能のコドモはやっぱりエライな。

コドモと言えば、富十郎の一周忌でもある今月、ロビーには懐かしい写真も出てましたが、演目的には吉右衛門が鷹之資と踊る連獅子は追善演目。

富十郎と鷹之資の連獅子を見た矢車会って何年前だっけ…と思い出しつつ眺めていましたが、その頃に比べるとずいぶん育った(アタリマエ)感じ。でもやっぱりコドモ。

で、ふと、鷹之資と千之助ってどっちが大きいの?とギモンに思う私。去年、仁左衛門と千之助の連獅子を見たせい。

調べてみると、鷹之資は11年4月生まれで、千之助は12年3月生まれ。ほぼ1年違うけど同級生ってヤツじゃん。12年10月生まれの玉太郎が学年は一つ下だけど、どっちかっていうと千之助と玉太郎は同じ年に見えて、鷹之資はもっと上かと思ってましたゎ。

んー

単に私の好みですが…連獅子は歌舞伎役者親子を愛でる演目とはいえ、楽しめるかどうかは、私にとってはやっぱり仔獅子がどれくらい踊れるかにかかっています。身体能力。

魅せる力はなくていい…っていうか、絶対親に負ける。でも若い体力と柔軟性で抜群の身体能力を使って、子供の頃から仕込まれてるヒトにしかあり得ない高度な技能を発揮してほしい。だから、最低でも高校生くらいになってないと、楽しく感じないんだなぁ、きっと。

今日のも、子役の頑張りを愛でましたって感じで終わりました。踊りとしては楽しくない。でも、トミーさんの追善の気持ちにはなれたんだから、いいと思う。うん。

そういえば、吉右衛門の連獅子なんて初めて見たかも。記憶にないもんな。幸四郎なら何度も見てるけど。なんか…吉右衛門…仁左衛門と同じ年くらいのハズだけど…どっちも…うーん…いい、追善だから(爆)

その連獅子の前、幕開けに三津五郎の矢の根があって、今月の夜はこの3演目。

め組以外、まったく念頭になかった私は、矢の根も連獅子も席に着いてからお隣同士だったお友達に教わって思い出したくらいで、まぁ、何でもいい感じ。

だって…矢の根って、派手な年齢不詳の大人子供がでっかい鏑矢を研いでいて、そこに大薩摩がお年玉だかお年始だかを持ってきて、その中にあった宝船の絵を枕の下に敷いて昼寝したら夢を見たっていう、ただそれだけの話ですもんね。

夢に兄貴が出てきて、敵に捕まってピンチだよー、助けてよーっていうから、飛び起きて通りすがりの農耕馬をぶんどって走り去る…冷静に考えるとかなりアブナイ人ですが、様式美を淡々と楽しむには気楽でいい。理解しようなんて思っちゃイケない。

それに、短いから、眠くなる前に終わる気がする。ヒトも少なくて低コスト。お正月を感じて始まれれば、幕開けとしては十分かな。それで、最後にカッコいい菊五郎の辰五郎で終われるんだから、演目的には文句ないや。

久しぶりのめ組を堪能したし。

今年の観劇初め、まずは良い滑り出しでした。

さー、明日は続けて演舞場の昼の部だ。





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Last updated  2012.01.05 08:54:54
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