オリンピックの光と影
北京オリンピック開会式を見ました。各国の選手団が入場する際に、その国の特徴などの解説が有りました。嬉しそうに入場する選手達。でもその裏で、世界では色々な事が起こっている事を痛感させられました。戦争や内戦をやっていて、オリンピックに出るか出ないかを検討していた国も有ります。何百人もの選手を送り込んで来る国が有るかと思えば、たった2人の国も有り、この晴れがましい舞台に出られる人も有れば、出られない人もいます。ある国の入場の際、「この国は、地球温暖化で国土が水没する運命に有ります。」という解説が有ったので、ドキっとしました。ニコニコと手を振る選手団の姿を見て、尚の事、胸が痛みました。丁度、3年前位から、北京オリンピックの会場作りの為に、日本で生産する鉄や建材が値上がりし出し、日本の消費者にも痛手が有りました。でも、経済的にきついのと、住む土地が無くなるのじゃ、意味が違います。あたちの居場所、取らないで!いや別に、僕達は、取ろうとは思っていないよ。生産・消費のせいで、今、中国の空は煙や光化学スモッグで真っ黒だそうです。急激な経済成長に追いつかない国や企業のモラル・・・。もしかして、オリンピックだと言って、浮かれてテレビを見ている場合じゃないんじゃないでしょうか?色々考えさせられてしまいました・・・。