2007/12/10(月)19:29
内弁慶
気がつけばかなり人との対話に臆病になっている私。
自信のない生活が続いた結果だとも言えるけれど
人との議論を楽しんでいた自分の性格がこんなにも大きく変化していた事へ今更ながら戸惑いを感じている。
議論などと大げさな事でなくても、例えばどこそこのお店は美味しいなどといったちょっとした話題にすら自分の意見を言ったり反論したりするのが出来なくなってしまった。
自分の味覚に自信が無いから、そんな些細な事で相手を言い負かしても詮無い事だから、反論に反論する事が面倒だし疲れるから。
理由はいくらでもあるのだけれど結局は自分の意見に自信がないから、言い返された時にすぐに反応が出来ないから黙るのだ。
ネット上での文字を使っての事ならば、まだ少しは考える時間があるし自信の無い事を隠せるから良いのかもしれない(爆)
でも面と向かっての会話では相手におもねる訳じゃないけれど結局はそんな感じに終わってしまう事が多い。
世の中の人はどうしてあんなに自信たっぷりに自分の意見を堂々と述べる事が出来るのか羨ましいと思うほど最近の私は卑屈である。
そしてそんな細かくてどうでも良いような会話がいちいちストレスになって苛立ってしまい、結局その八つ当たりが全部夫に向かってしまうのだ。
訳が解っているけれど説明するのも嫌だし、そんな自信の無い態度ばかり取るようになった自分が嫌だから余計に理由を口に出せない。
そして夫はひたすら毎日のように狂犬と化した私の苛立ちを1人で受け止めて耐えている(^^;
申し訳ないと思うし心の中は何時でも夫に謝っているのだけれど、そんな気持ちにも素直になれなくてやっぱりきつい態度になってしまう。
自分の苛立ちを言葉にして口から出せたならどんなにスッキリ出来るかと思うのだけど、心のもやもやは言葉にならずに更に大きく深く澱んでしまっている。
食べ物について、と書いたのは例えである。
衣食住全部についてそうだし、人との付き合い方にしても親や親戚との付き合い方にしても総てがストレスの元になってしまう。
人に会いたくなくて何もしたくなくてこのまま静かにのんびりとだらだら過ごせていたら一番良いな、と思ったりするけれど・・・。
何もせずに過ごす自分に対してまたそれがストレスとなり棘だらけの言葉しか口から出なくなっている。
こんな自分の情けない状態の理由は解っているのだけど、些細な事でいちいち反論しても相手に嫌な思いをさせるだけなら黙っていれば良いのだし、一面思いやりという言葉でごまかして単に弱気でいるだけの私。
こんな時には楽しみだった事ややる気充分だった事すら全部がストレスになって自分を責めて苛んで壊れそうになる。
自己防衛するには夫を苛めて後は猫に癒されて静かに過ごすのが一番(笑)
自信のある人がきらきらと輝いて見えるこの頃。
自分の言葉の使い方で相手を傷つけたらどうしよう(夫は別!)とか人それぞれ好みの対象が違うのだから真っ向から反論する必要は無いとか、そんな独り善がりの気遣いだけで疲れてしまう愚かな私。
知識に自信が無い、経験に自信が無い、気配りに自信が無い、容姿にも自信が無い、年齢にも体力にも自信が無い、責任能力にも根性にも自信が無い、自分が生き方そのものに自信が無い。
ここでこうやって文字で発散したら少しは自分を大事に思うきっかけになってくれるだろうか?
かくして夫はひたすら私に攻撃されて我慢の日々を送るのである