2010/02/12(金)19:07
雪を求めて 2
雪を求めて 1 からの続き...
女夫渕の駐車場から伸びるスーパー林道は、ずんずんと山を登り雪山の落葉樹の林を潜り抜けて行きます
雪の上には数種類の小動物の足跡が、あちこちに点々と続いていたりして、どんな動物な歩いて行ったのかを想像するだけでも楽しくなりました
真っ白に雪が踏み固められた道を、ジャンジャンとチェーンの音を響かせながらマイクロバスが進みますが、片側が落ち込んでいる崖の道ですから、いくらガードレールがあるとは言え、ちょっとおっかないドライブでした
やがて峠を越えて更に山奥に入っていった先、下った所に建物が一軒見えて来ました。
そこが朝8時過ぎに家を出てから(途中で昼食時間があったけど)、約7時間をかけて辿りついた奥鬼怒温泉加仁湯でした。
視界に忽然と現れたかのように見える日秘湯の一軒宿でした
よくもまぁこんな山奥の温泉を見つけたと呆れる程の奥地ですが、なんと52部屋もある大きな宿でした
玄関には雪の中を歩いて楽しめるように、かんじきと長靴も用意されていました。
通された部屋は4階の和室。
窓の前には柱状節理の岩がむき出しになっている切り立った崖にがあり、眼下には清流がありました。
辺り一面雪ばっかり
そうです、こんな場所に来たかったんですっ
窓から眺めた、辿って来たスーパー林道の方向。
こんなつららがあちこちにありました。
軒下には驚く程沢山の岩燕の巣が並んでいましたが、今の季節は空家になっていました
夕暮れが近付いていて、外気温はどんどん下がって来ているようでした。
当日それ程多くの宿泊客がいるようには見えませんでしたけど、他の人達と鉢合わせしないうちにと、早速温泉に入る事にしました
この宿には女性専用の露天風呂が一つ、混浴の露天風呂が2つ、その他に貸し切り露天風呂(小型)や岩露天風呂(小型)、木をくり抜いた露天風呂(小型)、5つの源泉それぞれが引かれていて仕切り越しに隣り合わせになっていて、それぞれの違いを楽しめる露天風呂「利き湯」など、バラエティに富んだ露天風呂が揃っています。
その他に内湯も男女それぞれ専用にあるのです
一番景色も雰囲気も温泉も良いのが、第3露天風呂と呼ばれている混浴の大きなお風呂です
入り口は男女別になっていますが、中で一緒になるシステムで、もちろんタオルは巻いて入れません
幸いその時は私達以外にいませんでしたから、思う存分堪能する事が出来ました
広いので切れ切れの写真になってしまいましたけど
白濁したお湯は源泉かけ流し、24時間何時でも入る事が出来ます。
女性用の脱衣所を出てすぐに湯船となっているので、しゃがみこんでしまえば濁り湯のおかげで人目を気にする事無く入れる混浴風呂になっています
辺り一面の雪景色に硫黄の匂いが強く立ち込めて冷気に湯気がもうもうと立ち昇り、しかも白い濁り湯と、私が憧れる最高の温泉の条件が揃っています
湯温はかなり熱いのですが、外気が低いのでちょうど良い熱さになっていました。
場所に依ってお風呂の底から温泉が出て来る所があって、その周りはかなりの温度になっています
先に載せたこの露天風呂の写真は女性専用の第1露天風呂です。
ここのお湯はちょっとぬるかった
露天風呂どうし全部が繋がっている訳ではありません。
ここは他のお風呂への道。
雪の小径が凍ると危ない為、絶えず温泉のお湯を流していました。
貸し切り用の露天風呂(空いていたので敢えてここには入りませんでした)
お風呂に依って濁り具合がその日により違っているそうです。
川に張り出すような感覚で入れる小型の岩風呂。
第2露天風呂。
ここはちょっと温度が高くて熱かったです。
人目が無いのを良い事に、真っ裸で積もった雪を入れてぬるめて入りました
私が一生懸命に雪を入れている最中、夫は持ち込んだカメラで面白がって写真を撮っていました
デジカメは昔のように現像処理がいらないので格好のおもちゃになっていのです
でもね、自分の裸体なんて見たくもありません
もう危険物そのもの
だってモロ「ミシュラン」のタイヤのロゴなんだもん(号泣)
o(_ _ )o~~ドテ
(ノ-_-)ノ~┻━┻
......(。_ _)σ|| イジイジ
雪を求めて 3 へ続く