2007/07/10(火)14:35
新ドラマ「ファースト・キス」とエステ体験と自作小説「アイツとオレ19」
昨夜は、月9の新ドラマ「ファースト・キス」見ました~!
感想:
うんうん、なかなか面白かったです!
死んでしまかもしれない妹の為に、ステキな恋をさせてやりたい兄。
それも、ルックスだけイイ情けな系。伊藤英明くん!
いいじゃ~ん!あんな優しい兄欲しいですよ~!
うちもモテ系(だった…かな?)な兄がいますが、あんな感じの関係じゃないです。
兄は、多分、あんな優しくてカッコいい、兄か姉が欲しかったと思います。
ごめんね、兄~、
このドラマの妹くらい、生意気で可愛気ない妹で!
そんなこと思いました~。
結構、ジンときます。こんな話なのに、全く暗い感じを与えない!
テンポいいし、笑えるし、
妹真央ちゃんがカワイイし、子悪魔的!セリフも気が利いている。
もしかして死んじゃうなら、いい人よりも意地悪で嫌なヤツの方が、
人の心に残るから、いい人しないの。
そんなようなセリフ、言ってました。
私も、いい人やめようかな~。
脚本家が、「きらきらひかる」「ギフト」「タブロイド」等を書いてたようなので、期待大です!
曲も織田和正さんの声が、何だかジンと来ました~。
期待度評価(5段階)
ええと、ここからは、昨日のエステ体験を書きます。
自転車をこいで、到着したのは、ヨガのリーダーさんをやってる方のお宅。
広いエントランスに吹き抜け、大きなガラス窓からは、小さな水の流れが。
そして、エレベーターが3台
ちょっとしたホテルのようです。
で、中に入ると、リーダーさんのお友達で、
占い師で、舞台女優さんでもある、モイラ先生とおっしゃる美女が待機。
和室には布団が敷いてある。
お話をちょっとして、
私は、子供がプールで使うような、バスタオルにボタンがついたものを、
パンツ一枚になって上に着ました!
(ああ、恥ずかしい~!)
その姿はまるで、
てるてる坊主!!!
「ハッシーさん、手は上から出していいのよ~。」
「は、はい!」
もう、気分は、
年上美人の人妻の家に来てしまった、男性のようです。
で、私は布団の上に寝転がり、
BGMにはリラックス系の曲が流れる…。
先生の指か手が私の背骨をローラーのようになぞります。
この圧力がまた気持ちいい!
で、私の背中にアロマオイルなるものを、ペタペタと。
かなり、マイナーな話ですが、少年サンデーでやってた、「焼きたてジャパン」
って、知ってますか?
アニメもやってたんだけど。(コリラックと見てた。)
この主人公のパン職人が、「太陽の手」なる、
パンを美味しくする温かい手を持ってるんですが、
(おおっ!これはもしや、「太陽の手」ってやつでは?)
って、感じの手を持ってました~!(ある意味、ゴッドハンド?)
先生の手が温かくて、気持ち良く、私の背中をコネコネしていきます。
そうしてパン生地になること1時間ほど。
終了~。
は~、気持ち良かったわぁ~!
でも、
でもね!
その後の保護者会、
2時間もやりましたからっ!!!
も~、勘弁して下さいよ!な夕食~ ポケモンカードゲームで遊ぶコリラック~
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「アイツとオレ19」
<前回までのお話>
大学に行くようになったオレ(赤木)は、
大学登校に助けてくれたアイツ(青山:アオヤン)と親しくなっていった。
オレはバイトでいっしょのサキのことが気になるが、サキには彼氏がいる。
オレはサキに告白したけど、サキがオレのところに来ることはなかった。
クリスマスライヴが始まり、その会場にサキをみつける。
(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)
暗い会場の中、
一瞬、サキと目が合った気がした。
視線をすぐに下に逸らして、深く息を吸い込み、
一気に曲紹介をして、トモヤに目線を移す。
ドラムのスティックがリズムを刻み、曲が始まる。
オレだけのライヴじゃないんだ。
落ち着け…。
深く吸った息を吐いて、大きく声を出す。
良かった。
オレは大丈夫だ!
歌いながら、会場を確認して行く。
やっぱりサキがいる。
なんで?
でも、オレは歌うことに集中した。
子供の頃に、母親が授業参観に来たのを、みつけた感覚に似てる。
照れ臭くて、でも、いいとこ見せたいような…。
シュウと絡む。声を重ねる。
上手くいった嬉しさが、お互いの目と表情でわかる。
オレは観客に声をかけ、山場でいっしょにフリを参加できるようにする。
みんなが立ち上がって、オレの合図で隣の人間と手を叩く。
この一体感がライヴは好きだ!
みんなの楽しむ笑顔。
このノリが好きで、オレはバンドを続けてるんだ。
今日は、声が伸びる。
すっげー、気持ちいい!
終わった後は、満足感でいっぱいになり、
シュウやみんなと、手を叩いたり、こづきあって喜んだ。
「オマエ、今日、すげぇ声出てたよ。やっぱ本番つえぇな!」
キーボードのウエちゃんが笑顔でオレの肩を叩く。
「ウエちゃんもすげーバッチリだった!
今日は、マジで、すげぇ満足だよ!またやろうな!」
オレは、チラッと、サキのいるテーブルを見る。
サキがこっちを見ていた気がしたけど、
次のバンドが始まる前で、
暗くてよくわからなかった。
とりあえず、片付け。
アオヤンたちのテーブルに行き、これからどうするのか聞きに言ったら、
適当に近くで飲んでから帰るらしい。
バイトのフリーターが声をかけに来てくれた。
こっちも、近くで飲んで行くらしい。
飲み屋の名前を言って去って行った。
オレは、ライヴの打ち上げに行く。
でも、気持ちは、サキのことばかり考えていた。
「ごめん、まだいるよな?
ちょっと、来てくれたやつらが近くで飲んでるから、顔だけ出してくるわ。」
フリーターの言っていた、店に走る。
「あ!来てくれたんだ?」
「お疲れ~!」
アネゴやフリーターがイイ気持ちに酔っ払っている。
「ゴメン、顔だけ出しに来た。オレすぐに戻らなきゃいけないんだけど。」
「いーよ!いーよ!一杯だけ飲んできな~!」
フリーターが、店員からコップをもらい、ピッチャーからビールをついでくれる。
それをグッと飲む。
サキは、奥の方に座っている。
声をかけられるような距離でもない。
みんなが、オレのことや、ライヴのことを褒めてくれて、こづいた。
すごい嬉しくて、
オレは、みんなに礼を言う。
「ごめん、んじゃ戻るわ。」
「あ!赤木さ、初日の出、みんなで見にいかねぇ?」
ヤスさんが声をかけてきた。
「あ、いいっすね!ぜひ!」
「じゃあ、このメンバーで行くからさ。また連絡するわ!」
オレは頷き、ビールを飲んで行こうとした。
「ねぇ!今赤木くん戻るなら、サキちゃん駅まで送ってってくんない?」
真っ赤な顔したアネゴが言った。
え?
「大丈夫よ、一人で大丈夫だから。」
「そうなの?でも、また迷うんじゃない?
ごめん、赤木くん、サキちゃん、寮の門限があるのよ。迷うとマズいから~」
オレはビールを飲み干した。
「いいですよ。」
サキが出てくるまで、店の外で待つ。
アイツ…寮だったんだ。
オレはサキのこと、何にも知らないんだな。と思った。
サキが出てきたので、オレは歩き出した。
サキがついてくる。
どうしよう。
何か聞いた方がいいんだろうか?
でも、オレの頭は、何を言えばいいか、全く浮かばなかった。
早く、何か言わないと、駅に着いてしまうのに…。
「待って、赤木くん、歩くの早い!」
サキがオレの腕を引っ張った。
「あ…、ごめん。」
「もう…、急いでるなら、ここで戻っていいよ。帰れるから。
避けてるみたいだし…」
「…違う。違うって。
それに避けてるのはオマエだろ?
ただ、ちょっと…、何言っていいか、わからなかったから。」
「…」
「何で来たんだよ。オレ…、誤解するだろ。」
「…」
「何で、何も言わないんだよ?」
「…だって、アンタが悪いんだもん。」
「は?何でオレが悪いんだよ?」
「もう!赤木くんがあんなことするから、悪いんじゃない!」
オレは、いきなりのサキの剣幕にたじろいだ。
何だよ、怒ってるのを文句言いに来たのかよ?
「ごめん、…悪かったよ。」
サキは目を逸らす。
「そうだよ。
…お陰で、私、頭の中、赤木くんのことでいっぱいになっちゃって。
赤木くんのことばっか、考えるようになっちゃって…。」
え?
オレは、サキをジッと見る。
「別れた。
もう、サイテーでしょ?
私なんて、すごいサイテー!」
サキはうつむいたままだった。
が、
いきなり、オレをまっすぐにニラミつけた。
「でも、ちゃんと言うよ?
赤木くんが好き。すごい好き!
どうしてくれんの?
もう、アレで気が済んだとか、言わないでよね!」
オレは呆然としていた。
頭の中が真っ白になったけど、
思いきりサキを抱き締めたことだけは覚えている。