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2005年11月10日
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宮部みゆきのどこがスキって、やはり性善説を採用しているらしき点ですよね。
世の中や人間を見る眼差しが、「いとしい」と言っているようで、なんとなく安心してしまうのです。しかし。

『心とろかすような』心とろかすようなでは、一概にそうともいいきれないというか、「事情があって悪いことをしてしまう」人ばかりではなく、「根っからの悪人」らしきキャラクターや、「ただの弱い人」「救いようのないバカ」も出てきます。

この連作短編集は犬の一人称で語られています。それにより、寒々としているように描くこともできる「悪い人もいる世の中」を、どことなく滑稽に、マイルドに表現することに成功しています。

いつものように描写は秀逸でした。人や犬の顔は目の前に浮かぶくらい適確に表現され、公園や住宅の様子や、家族の親密さも2~3行で読者にしっかり伝わるように書かれています。

又、犬が見た事件簿だけに、普通の大人が持っているような固定観念は通用しません。すべての子供がいたいけなわけではない。すべての善人が強いわけではない。この本の感想は、いつもの宮部作品のように「胸がぽっと温かくなりました」というだけではなく、「宮部みゆきって・・・・・冷静なんだな~」というものでした。

でも一番気に入ったのは・・・・テレビを見ているところをみつかってしまったマサが、しっぽを振りながらごまかすところですね。「てれびってなに?ぴりぴりするの?」ってところ。笑っちゃいました。





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最終更新日  2005年11月10日 14時24分03秒
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