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2010年12月09日
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カテゴリ:絵本・本の紹介


   
   
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訳/村上春樹

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訳/本田錦一郎

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一本のりんごの木と 一人の少年のお話

木は 少年のことが大好きでした
少年も 木のことが大好きでした

しかし 時は流れ 少年は成長していきます

成長して考え方(生き方)が変わっていく少年と
ずっとそのままでありつづけようとする木

欲しいものを欲しいという少年と
欲しがるものはどうにかして与えようとする木

愛とは? 幸せとは?








読んでからだいぶ経ってしまいましたが
ぜひ紹介したかった本です。




お互いに大好きで、いつも一緒だった 木と少年。
毎日楽しく過ごしてきましたが、そのうちに
少年は大きくなり、以前のようには遊ばなくなります。

大きくなれば、恋もするでしょうし
もっと時間が過ぎれば
仕事や家庭ももつことでしょう。
時には旅にもでかけたくなるでしょう。

それは、普通に考えると仕方がないことですよね。


でも、木は違いました。


いつまでも少年のことを思い、一緒に遊ぼうとします。
いつしか少年が木のところにやって来なくなっても
何年(何十年?)後かにまた ふらりと現れると
前と同じように受け入れようとします。

少年が 〇〇が必要だ と言えば、
わが身を削ってでも応えようとします。

 


   果たして、その愛は正しいのでしょうか?


   少年は、その愛をどう受け取るのでしょう?


   お互いの幸せとは?


   このラストはハッピーエンドなのか?





などなど色々考えさせられますが、
その答えは人によって異なると思いますし
明確な答えはでないかもしれません。



母である私の初めの感想は、
この木と少年の関係は 親子の関係のようだと感じました。

何があってもいつまでも 無条件に愛し続ける母の愛。

少年を自分の子供たちにおきかえてみると
この木の無償の愛にも納得がいく気がしました。

(しかし、欲しいものを与え続ける事に対しては少し?がつきます)


そして、どんなに深く愛していても それが
成長していく少年にきちんと伝わっているのかどうか。。。
と考えると切なくなりますね。



実際、本の中の少年に 木の愛が伝わったのかどうかは
これを読む限りではハッキリ分かりません。

ラストの場面でも、このお話がハッピーエンドなのかどうか
木と少年が本当に幸せなのかどうか
判断し難いです。

(個人的には、せめて最後の少年の表情が笑顔であって欲しかった・・・)






木の愛が全く理解できない人もいるでしょうし
身勝手な少年に腹を立てる人もいるでしょうね。

場合によっては、完璧なまでの
 『二号さん』 の愛 ともとらえられるだろうし。



あらゆる年齢、あらゆる立場の人に読んでもらい
それぞれに考えてもらいたいような内容の本。

小さな子供よりは、大人向けの本じゃないかなと思います。




***************************




随分昔から読まれてきた絵本のようですが
このたび村上春樹さんが新たに訳をされたことでも注目されました。



図書館で運良く二冊同時に借りることができたので
読み比べてみましたが、絵が同じなのに
訳が違うとこうも印象が変わるんだなと感じました。

私はどちらかといえば、村上春樹さん訳の方が読みやすく
優しさが感じられたような気がします。


旧訳の方が、少年が成長するにつれて
『男』 などと呼び方を変えていってるのに対し、
新訳の方は大人になっても老人になっても
『少年』 と呼び続けているのが何となくよかったです。



レビューを拝見すると旧訳の方が良かったという方もいらっしゃるので
機会があれば読み比べをしてみるのも楽しいですよ。






 おおきな木
   表紙は、ほぼ同じ。


 おおきな木
 中は白黒のシンプルな絵です。
 このシンプルさが余計に想像力を働かせてくれます。












     




   


              





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最終更新日  2010年12月09日 17時00分44秒
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