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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本・本の紹介
いつもいつもおこられてばかりのぼく。 家でも学校でも… 昨日も今日も、きっと明日も… なかなか宿題をやらなかったのも 学校で友達とけんかをしてしまったのにも ちゃんと理由があったのに、 それをいうと きっとまた怒られてしまうから ぼくは だまって よこを むく。 よこを むいて、 なにも いわずに おこられる。 本当は「ええこやねぇ」って、ほめてもらいたいのに。 おかあちゃんには、おこったかおでなく いつもきれいでいてほしいのに。 どうしたら怒られないようにできるかが、わからない。 ぼくは… 「わるいこ」 なんやろか…。 昨日も今日も、子供を叱ってばかりいた私は 冒頭でドキリとさせられ、 読み進むにしたがって胸がいたくなり 最後には涙が出そうになりました。 うちの子にもこんなつらい思いをさせてしまってる! おこられてばかりで嬉しい子なんているはずがありません。 嫌な気持ちにならないハズもありません。 (怒ってる自分だって、嫌なんですから。) 自分が子供だった頃のことを思い出せば簡単に分かることなのに (うちの親は、私みたいに怒ってばかりじゃなかった。) カッとなると余裕がなくなってついつい叱ってしまう… ものすごく、反省させられました。 叱られると黙ってしまう子だって、 心の中では色んな気持ちが溢れているんです。 うまく表現できないだけで… 絵本の中のぼくは、いっしょうけんめい考えた末に 一番の願い事を七夕の短冊に書きこみます。 おぼえたての字で “ おこだでませんように ” 大人たちはこれを見て、やっと自分たちが おこってばかりだったことに気付くのです。 この短冊は一例ですが、 子供たちからのサインは常に出ているはず。 そんなサインを見逃さず、子供たちの思いを きちんと受け止めてあげることの大切さに 気付かせてくれる、素晴らしい絵本です。 子供たちに、 『自分は悪い子なんだろうか』 なんて考えさせちゃいけません! 読み聞かせる絵本というよりは、毎日が忙しくて 心の余裕がなくなりかけている私たち大人が ぜひ読んでおくべき一冊だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月18日 23時44分49秒
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