☆デイリーネシャマー☆

2007/11/15(木)12:18

  隠された光 AT

 ところで三節の「光あれ」の「光」と四節以降の「光」は違います。  ラビ・エレアザルによれば、最初の光は地の果てから果てまで見渡せる光でした。しかし人間の腐敗を見た創造主はこの光を隠しました。それは「良い光」なので「良い人」すなわち「義人」のために取り分けたのです。それは後に(メシアの時代に)現れる正しい人が使えるようにしたのです。(タルムッド・ハギガ一二a)  また、この光は地を見渡す創造主の目に近い能力を人間に与えるものでした。しかしそれはネシャマーの遺伝子が活性化する人だけに与えられるものなのです。  最初の光は創造主が隠したので見えない光となった、というユダヤ賢者の解釈は、現在も見えない光が存在し、見えない光をはじき出した物質と、物質のもととなったエネルギーが隠された状態で宇宙に充満していること意味しています。 それは暗い光、暗い物質、暗いエネルギーです。それは世の終りにヤハウェ[永遠]が義人とみなした者に現されると言われています。   この点に関して、シュローダーは次のように述べています。  タルムッドも現代宇宙学も、最初の「光」は強烈過ぎて人間の目には見えなかったことを認めています。それはガンマー線のエネルギー領域内に入るもので目には見えません。光子の熱エネルギーが三千ケルビン度に下がり電子が水素とヘリウムの原子核の軌道に落ち着いて光子は宇宙の物質から開放されて目に見える「光」として出現するのです。こうして神学的にも科学的にも、光は光となり、闇は闇となったのです。これを聖書は「一なる神々は光と闇の間を分けた」と述べているのです。

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