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カテゴリ:息子・自閉症
ウチのボーズ、ロンロンは週に一回リトルリーグの練習に参加しています。
リトルリーグとは言っても、障害児のためのチームなので、参加している子供達は何らかの発達障碍を抱えている子達ばかり。年齢層も、一チームの中に下は6歳から上は16、7歳くらいまで、まあバラエティーに富んでいます。 中には半身不随で車いすの子や、まったく身体の自由の利かないチューブを口に差し込んだ子も参加しており、試合そのものよりも、スポーツの楽しさを普段満喫できない子供達に機会を与える、と言う意味合いも深いものです。 参加人数もその日によってまちまちですが、まあだいたい一チーム7人くらいかな。一応お揃いの帽子とTシャツで試合に挑みます。 試合の内容も、通常の野球とはちょっと違っていて、まず3ストライクルールがない。バッターはボールをヒットするまで何度でもスイングできます。また、3アウトチェンジルールもありません。一チーム全員が一巡につき、一回ずつバッターボックスに経つチャンスを与えられます。 そして、最後のバッターまで行くと、どんなヒットでもなんでも、ホームランとみなされベース上の全員がフィールドを一周します。 おかげで一回が終わるのに20分くらいかかるww。だもんで、試合は2回までで終わります(爆)。そして試合が終了すると、全員でHigh5(お互いに手をパチンパチン、とあわせ合う事ね)を交換し合い、全員でお互いの健闘を称えて練習を終了します。 ウチのロンロンは、まあ最初は練習を嫌がりましてねえ。フィールドでグローブを放り投げたり、バットにボールが当たらないと泣き出したり、散々でしたが、今では日曜日になると、「マミー、ベースボールプラクティスに行こう!」と自分から言い出します。練習では特に楽しそうな様子を見せる訳ではないのですが、バッターボックスに立つ時だけはニヤニヤして嬉しそう。こころなしかスイングもそれなりになってきました。 練習に行くと、なじみのお友達もいるし、終わった後はアイスクリームを食べにいくのが習慣なので、それも楽しみの一つになってるようです。 健常な子のように、スポーツを楽しむ事がなかなか難しい発達障碍の子供達ですが、リトルリーグにせよ、サッカーにせよ、地域主催のスポーツには必ず障害児用のチームを設けてくれるアメリカの社会には、懐の広さを感じますね。リトルリーグは3ヶ月くらいで終わるので、次は発達障碍児のためのオリンピックプログラム、スペシャルオリンピックのチームにロンロンを入れようかと画策中のワタクシ(もちろんアメリカでね)。幸い、ロンロンの学校の体育の先生が地域でスペシャルオリンピックの陸上のコーチをやっているらしく、ロンロンの事も誘ってくれています。 ロンロンが本当に運動にはまってくれるかどうかはわかりませんが、この経験を通して、自分にも何かが出来るんだって思うようになってくれると嬉しいなあ、と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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