年金暮らしも様々
年金暮らしのご夫婦や年金暮らしの女性が増えている。男性は平均寿命で10年ほど早く亡くなるし、旦那様の方が奥様より、年上のご夫婦が多いからである。年金暮らしの人の中でも、昔サラリーマンの人は厚生年金があり、国民年金(基礎年金)しかない商売人に比べ、毎月随分恵まれている。まず最高額年792, 100円(月当りでは、66,000円)の国民年金(基礎年金)だけでは、通常の暮らしは出来ないだろう。もともと商売人は定年がなく、そのままの商売で老後もやっていけるだろうという発想で国民年金は作られたものである。一番の理想は、夫婦揃って厚生年金を貰っているご夫婦だが、これも配偶者が亡くなるとその収入は半分近くになってしまうので、安心は出来ない。女性一人で今までの夫婦の年金の半分くらいで生活をしなければならないという状況に立たされる訳である。その時、頼りのなるのは現在の預貯金と夫の生命保険である。我家も私が万一の時用に、妻を受取人にして私名義の生命保険をかけ続けている。私の年金(厚生年金+企業年金)は一生涯であるが、企業年金は私が死んだ場合は60歳から15年の上限がある。私が75歳以上で死亡すれば、企業年金はたちまちゼロになる。その時のカバーを預貯金と生命保険がやってくれる訳である。反対に妻が万が一の場合、私は自分の年金で一生涯十分暮らせるが、一応ショック回避用に、嫁さんも私の額に比べると少額ではあるが生命保険に入っている。一人で世界一周傷心旅行でも行けそうである。どちらにしても、将来お互いの年金暮らしになる前に、十分な権利収入がいろいろ入るシステム作りを今のうちにやっておこうと思っている。