パソコンの値切り方 「雇われない生き方」第36回
パソコンスクールの受講生よりパソコン購入の相談を受ける。我がスクールではパソコンの斡旋は原則としてやらない。当地はご存知、ヤ●ダ電気やコジ●電気の本拠地で、いいかげんな値段で紹介しようものなら、「高いもの買わせたなぁ~」と思われる恐れがあるのである。でも、「お任せしますから面倒みてくださいよ~」と甘えられるとボランティアの虫が動き始めてしまいます。そんなこんなで、同伴買出し・一括請負など年間、数件はこなすことになる。さて、受講生Yさんとカタログを元に機種選定。パソコン15~20万、プリンタ2~3万、消費税も含めて合計20万以内を予算枠として探すことに決定。2,3の購入候補を決め、ネットで価格調査。価格.com、楽天PC市場で検索開始・・・価格.comと平均的楽天の価格だと約2万円の差がある。また、春先のせいか、在庫切れの機種も出てきている。そんな中で、Yさんの気持ちがこの機種で!と定まる。・パソコン 富士通 FMV CE30G5 価格COM最安値 143,000円・プリンタ エプソン Calario PM-G800 価格COM最安値 18,900円合計161,900円 消費税込みで169,995円。ふむふむ、17万円が攻防ラインですね・・・・で、普通なら最安値のお店に発注すれば終了なんですが、アキバよりも安いかも・・・といわれるこの地ではここからが勝負です。そう、ここからはネットとリアルの融合の始まりです。まず、最も近いB●Cカメラ、ヤ●ダ、コジ●に電話での在庫と価格確認。店員:「CE30G5 157,800円です、PM-G800 25,800円です」私 :「それ、チラシに乗せた値段でしょ! 今、いくらの値札が付いてるか知りたいんだけどなぁ・・・」店員:「・・・・・・・あのぉ・・・電話ではいえないんですよ・・・・すみません」私 :「じゃあ、その値段からスタートね♪」まあ、電話ではどこも同じような対応。でも、価格.コム最安値より2.1万ほど高い・・・。心が定まったYさんとしては早く手に入れたい様子なので、ネットでの購入は断念し、店舗に出向く。電話をかけた店に出かける。 (車で5分)想像したとおり、店頭では電話より格段に安い値段が付いている。私 :「もちょっと何とかならない?」店員:「パソコン・プリンタ合計で消費税込みで、171,000円+ポイント4000点(4000円相当)・・これでイッパイッス!私 :「端数切っちゃいなよ、もう買う気で来てるんだから・・・表示のとおりじゃ子供の使いになっちゃうよ」(実際のところ2~3千円の違いしかないだろうし、1000円ほど気持ちで引いてくれれば決めようと思っていた。)店員:「もう無理っすよ、原価ですから・・・・」私 :「上の人に聞いても無理・・?? ちょっと考えてくれると嬉しいんだけどな・・・・」店員:「いや・・・無理っす・・・」私 :「じゃあ、今日はやめとく ・・・・」で、また車で5分の●●●に・・・・ここの店員はちょっと融通が利いた・・・。私 :「17万切っちゃってよ・・・お願い」店員:「う~ん、キツイデスネ~・・・・」私 :「(仕方ないな・・・言っちゃうか・・・)」私 :「今、△△△行ってってきたところ、で17万切らなかった。もう、気持ちだけ応えてくれたって思えたらいいんだよ。がんばってくれないかな・・・「あと1軒回る」のもしんどいしさ。で・・・・交渉成立。プリンタケーブル込み・税金込みで、合計168,378円ポイント16000・・・まあ・・ポイント分だけ、ネット最安値より安くなった感じ。関東北部の家電量販店の過激な競争の一幕をお伝えしました。