|
カテゴリ:ユッキーの散歩道
◇「航空機産業と飛行実験の街各務原」の博物館として、戦前・戦後の国産機の資料を収集すると共に、日本の航空技術開発に寄与した実験機などを重点的に展示されていて、国や民間各社が行った航空機開発の成果を後世に伝えつつ、日本の航空宇宙技術開発の流れが分かるような展示がされています。 〆:本館前の広場に並ぶ上掲の航空機たちで、最初に目に入った名古屋市消防局消防航空隊が1989年(平成元年)迄使用したアエロスパシエルSA316BアルエットIII型ヘリコプターで、最高速度約210km/h、全備質量約2,200kgあります。 視界を映すと、ボーイング・バートルV-107A輸送ヘリコプター(機体NO.51604)は1957年に初飛行し、各務原の川崎重工業でも159機が製造された陸上自衛隊機で、最高速度約220km/h、全備質量約8,620kg、積載質量約3,120kgの救援機でした。 次はYS-11A-500Rで、1959年に設立された日本航空機製造(株)(三菱重工業、川崎重工業、富士重工業、新明和工業、日本飛行機、昭和飛行機の6社のジョイント)により設計、製造され、試作1号機は1962年(昭和37年)に初飛行し、1995年末に最終飛行した機で、全長26.3m×全幅32.0m×9.0mもあり、乗員2名+乗客64名で、最高速度522km/hを誇り、その後の民間航空機の開発が無かったですが、海上自衛隊等で未だ現役のYS-11もあります。 一段とグラマーなのはUS-1A救難飛行艇で、4発のプロペラ他による高揚力能力や波消し能力により波高3mの荒天洋上でも離発着でき、海上自衛隊所属の1995年に役務を終えた機で、全長約33.5m×全幅約33.2m×全高約10.0m。全備質量約45,000kg、最高速度は522km/hです。 ちょっとスマートな灰色のP-2J対潜哨戒機は、戦後ライセンス生産されたロッキードP2V-7をエンジン等を換装し近代化改修したもので、1979年(昭和54年)迄に82機が各務原で製造され、1994年まで海上自衛隊で活躍し、P-3Cに後を譲りました。 ターボプロップエンジン(3060馬力)2基(プロペラ)、ジェットエンジン(1550馬力)2基で最高速度は約635km/hで、Mk34ホーミング魚雷×4、150kg対潜爆弾×8、128mmロケット弾×8を搭載していました。 ----------------------------------------- 【GCA(Ground Controlled Approach)】 ※着陸誘導管制官がレーダーを監視しながら、音声で滑走路手前まで誘導する進入方式の一種で、ILSを持たない戦闘機や練習機など軍用機で主に使われます。 本来は視界不良時などに行われるものですが、自衛隊では着陸のたびに訓練としてGCAアプローチを行っています。 航空ファンの間では、集合場所など目的地への道順を知らない人を携帯電話などで音声誘導することにも使われたりもします。 【ELT(Emergency Locator Transmitter)】 遭難信号の発信装置で、機体の縦方向に5~7Gの加速度を受けるか、あるいは水中に没した場合、緊急用通信周波数121.5MHz(民間用)と243MHz(軍用)の2波を自動的に発信します。 日本標準時(Japan Standard Time:JST) ====================== ♪BGM=タイトル:Loco ♪=季節のアーティスト:John Deley and the 41 Players ジャンル:R&B とソウル/3:29 ====================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年05月22日 20時46分29秒
コメント(0) | コメントを書く
[ユッキーの散歩道] カテゴリの最新記事
|