カテゴリ:音楽ネタ
Anthony Hamilton 90年代初頭から、アルバムを作る度に所属レコード会社が潰れ、お蔵入りに・・・。何度もそんな憂き目にあいながらも、己の“俺節”を信じ、歌い続けたアンソニー・ハミルトン。 腐ることなくヒップホップ勢への客演を続けた結果、ついにスーパープロデューサー、“JD”ことジャーメイン・デュプリ(ジャネットと恋仲って本当?)に拾い上げられ2003年にやっとこさ大々的にデビュー。 アルバム『Comin' From Where I'm From』は“JDのHIPHOPスパイスがピリっと効いた、それでいて正統派なサザン・ソウル”みたいな趣の素晴らしい内容で、渋い仕上がりながらも大ヒット、数々の賞レースにもノミネートされ、これまでの鬱憤を一気に晴らすくらい支持されました。この大ヒットを受けて、この頃“渋めのサザン・ソウル”の新人が続々デビューしてましたな。 特筆すべきはやはりこの人の声。めちゃくちゃ味のあるいいしゃがれ声してます!テリー・キャリアーやビル・ウィザースを彷彿させます。暖かで深く、時に鋭く、ソウル歌いにぴったりな声とでも言いましょーか。 なんとな~く疲れてた夜に、MTVに流れた“Comin' From Where I'm From”のPVでこの人の歌を初めて耳にした時、オイラ不覚にも涙してしまいました。そりゃもうホロホロッと。ヤツの歌声がオイラの心のスキマに入ってきて、「まだまだ凄い歌手っているんだな」って一人呟いたのでした。 2006年にはアルバム『Aint' Nobody Worryin'』を発表。前作にも増して渋くグッとシワのよった(いい意味で)仕上がり。こちらも聞き応えのある名作となております。 歌手の人って売れるとすぐムッキムキに肉体改造するのに、この人はいつになってもおなかポッコ~で貫いてるんで、その辺も好感持てます。今年36歳みたいです。
↓ヤツの味わい深い声が聞けるPV↓
オイラが泣いてしまった曲。ホント心に沁み入る名曲。吐露されるある男の本心と激情。泣けるぜッ!
ケンタッキーのラップグループ、ナッピー・ルーツの2002年のヒット。この曲によりアンソニー・ハミルトンは業界に認識され、再デビューのチャンスを掴むことになる。
“ミニラづら”の早口ラッパー、トゥイスタも実は一回業界から“沈んだ”人だったらしい。そんな返り咲き&遅咲きの二人が送るラヴリーな一曲。それもそのはず、ビル・ウィザースの名曲“Lovely Day”を大ネタ使いしてるから!なかなかいい曲です。それはさておき、アンソニー・ハミルトンって、いっつも「トレーラー運転手」みたいなカッコしてますな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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