カテゴリ:映画ネタ
『INGLOURIOUS BASTERDS』 (’09)
観たっすよ!『グロバス』ッ!(イングロリアス・バスターズの略。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のパンフで、みうらじゅんが『フロダス』って言ってたモンですから・・・。) このテの“バカ映画”を一緒に観てくれるヤツら、みんな家庭人になっちまったんで、久々一人っきりで映画館に・・・。
んで、久々の“おひとり映画”、その日の最終上映のレイトショーだったんですけど、客がワシを入れてたったの3人!!
ブラピ×タランティーノってコトで注目を集めた今作ですが、ブラピの登場シーンはそんなに多くないです。しかもナチを虐殺して喜ぶイカレ軍人役・・・。日本の“男前”なブラピのファンの女の人らは確実にウンザリするよーな役柄!
舞台はナチス占領下のフランス。そこに潜入したアメリカ軍のユダヤ人のみで結成された、ブラピ率いるゲリラ部隊“イングロリアス・バスターズ”、その任務は憎っきナチスを思いつく限り残酷な手段でもってとにかく虐殺しまくり、恐怖のドン底に叩き落すコト!
日本では映画公開当初、映画開始から一時間で「つまらん!」と途中退出したらお金が返してもらえるという“オモシロさタラんかったら返金しバスターズ”という企画をやってたみたいですが、当のタランティーノも、「オモシレえ、やったろうじゃん!帰るヤツなんて放っておいて、残ったみんなで楽しもうぜ!」とノリノリだったらしいです。帰った人、いたのかな? そのキャンペーンや、映画を実際観たらわかるように、タランティーノ監督は、とにかく「観客を楽しませる」ってコトを第一にしてるってことが伝わってきます。サービス精神過剰です。自分の賢さをアピールする為や、自己満足の為に映画を作る監督とは違います。なんつっても、この映画のクライマックスのシーン、燃え盛る映画館なんですよ!?
朝日新聞の記者が、タランティーノ来日時に「戦争映画を撮る意味は?」みたいな質問をしたら、「オモシロい戦争映画を撮りたかったからさ!」とミもフタもない回答をしたそうですが、こんな史実もへったくれもないバカ戦争映画にそんな質問するほうが間違ってるっての!
オモシロかったですよ!!
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