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カテゴリ:ウルトラマンA
異次元超人 ヤプール 登場
世間では奇怪な老人による歌が流行っていた。 「お前はお前を信じなさい。ホレ信じなさい。ホレ信じなさい。 お前はオレを信じなさい。ホレ信じなさい。ホレ信じなさい。」 この歌と共に老人は至るところに現れ辻説法を繰り返す。 大木正司氏の怪演。鬼気迫るモノがあるのう。 この老人の正体はもちろんヤプールである。 「わかるわけがないのだ。地球のバカども~!!」 老人は子供達を海岸へと導く。 「海は青いか?」「青い!」 「違う!海は真っ黄色だ。見ろ!海は青くない。真っ黄色だ」 「そうだ!海は青くない。黄色だ!」 「山は緑か?」「緑だ!」 「違う!山は茶色だ。見ろ!山は緑ではない。真っ茶色だ!」 「そうだ山は真っ茶色だ!」 「花は咲いたか?」「咲いた!」 「違う!花は死んでいる。見ろ!花はとっくに死んでいるのだ。」 「そうだ!死んでいるのだ!」 「お前はオレを信じなさい。ホレ信じなさい。ホレ信じなさい。 お前はお前を信じなさい。ホレ信じなさい。ホレ信じなさい。」 XYZ地点をパトロール中の北斗がこれを見とる。 この様子を見て「こちら北斗、XYZ地点異常なし」 ・・・って、おいっ!北斗も北斗じゃ。 その北斗の目の前で老人と子供達が消えた。 後を追って砂浜に降りた北斗を突然の吹雪が襲う。 老人を発見し、後を追う北斗。 振り向いた老人の顔は怪物に変わっとった。 いきなり火炎を噴く老人。 このシーン、メビウス24話でも再現されとった。 顔は猿やのうて能面を着けとったが。 火炎攻撃に追いつめられ崖から転落する北斗。 ペキッちゅう音が痛そうやったのう。 本部に戻った北斗の話を誰も信じてくれん。 調査した結果、雪は降っとらんかった。 しかも北斗の見た砂浜も存在すらしとらんかっかんじゃ。 「そんなバカなっ!!」いきり立つ北斗。 ここから伝説の長回し。 「しかし、オレは本当に見たんだ!確かに子供達は消えたんだ!」 「砂浜でだ!真っ白い砂浜で・・・。」 「海は青いかと老人が言うんだ。子供達は黄色いと答える。 山は緑か、茶色だと答える。花は咲いたか、いや死んでる。」 「みんな一斉に答えるんだ!」 「それから歌だ!今流行っている歌。」 「お前はお前を信じなさい。ホレ信じなさい。ホレ信じなさい。」 「やめてーっ!」 「もうやめて!やめてーっ!!」 「誰もオレのことを信じてない・・・。」 「それからオレは砂浜に降りた。 急に冷たい風が吹いてきて、辺りが暗くなったんだ。 白いモノが降ってきた。雪だ! こんな真夏に雪が降るなんて、オレだってそう思いましたよ! でも確かに雪なんだ!冷たいっ!!寒いっ!!!」 「もういいだろう。」 「隊長もオレのこと信じてないんですか・・・。」 はい、ここまで。高峰さん圧巻の演技やったばい! 北斗は命令で休まされるこつになった。 全員が去った司令室には隊長と梶の二人だけ。 「隊長、信じますか?北斗隊員の話。」 首を横に振る竜隊長。 「そうですか。僕には信じられます。いや、信じられるような気がします。」 付き添った夕子は運転しながら人魂の話をする。 まだ、外にトイレがあるっちゅうのも時代を感じますのう。 私の祖母の家は風呂が外にあったなあ。 二人はXYZ地点に向かっていく。 「真っ直ぐだってばーっ!」 「XYZ地点へはこっちの方が近道なんでぇーす。」 山中と今野がそこにいた。やっぱ、砂浜は存在しとらんかった。 絶句する北斗。 その頃、子供の失踪事件は世界中に広がっていた。 外国語の老人の歌はヤプールが翻訳しとるんか? ヤプールも大変やのう。 地球上に何種類言語があると思っとるんやろうか。 ここでAパート終了・・・こ、濃い!濃すぎる!! 日本各地でも集団失踪が頻発。 北斗は川に消える子供達を助けられず・・・orz こどもたちが消えて星になる。 竜隊長はこの世のものではない異次元の事件であると認識した。 なぜなら・・・、 「海は黄色だ!花は死んでいる!!」 そう言って、竜隊長の甥も失踪したしたんじゃ。 子供がおらんごつなれば人類に未来はなか。 ヤプールを攻撃したい!ばってん異次元に行く手段がなか。 「一つだけ方法があります。メビウスの環だよ。」 「この理論を人間に当てはめるわけです。 ただし、人間は紙と違って実に複雑な肉体構造を持っていますから。 場合によっては・・・」 「場合によっては?」 「死にます。」(キッパリ) 「オレにやらせて下さい。」 北斗は志願してこの異次元突破の実験に臨んだ。 こんな装置いつ作っとったんかのう!? まさか、梶さんが趣味で作っとったなんちこつは・・・。 数日後、実験は成功!飴のように曲がった装置がプチンと切れた。 そして北斗は異次元空間を彷徨っとった。 そのとき!ウルトラリングが光った! 基地でいきなり「ジョアッ!」って言うたらおかしかろうもん、夕子さん。 「ウルトラセブンpart2」のメロオケ・2~3番の間奏に乗ってゾフィ登場。 「行け夕子、星司と共に。ヤプールをやっつけるのだ」 ↑ゾ、ゾフィ兄さん、作戦指令がアバウトすぎるばい。 異次元空間で「星司さ~ん!」「夕子ぉ~!」「ウルトラターッチ!!」 「ヤプールというのはお前か!」(久々に納谷悟朗さんの声が) 異次元超人ヤプールが姿を現した。 「巨大ヤプール」っちゅう名称は劇中未使用。 雑誌媒体なんかでの設定でつかわれたごたるのう。 慣れない異次元の戦いに翻弄されるエース。 なんか、ミラーマンの戦闘シーンのごたった。 キティファイヤーやゴールドサタンとの2度目の戦いんごたる。 ほとんど肉弾戦に終始しとるが効果あるんかのう。 ヤプールは異次元空間を上手く使っとったがのう。 そのうち慣れてきたんでしょうか、いきなり反撃開始。 そして、光線技の応酬。 なんか当たっとるごたるもんもあったばってん。 ダブルハンドビームがやっと決まった。 ヤプールの光線をはね返し、メタリウム光線が炸裂。 さしものヤプールも倒れた。断末魔にヤプールが叫んだ。 「ヤプール死すとも超獣死なず。怨念となって必ずや復讐せん!」 (↑板垣死すとも自由は死せず?) この「怨念」が33年後のメビウスの世界まで続いとるんやけのう。 ものすごい怨念じゃ。 エースは異次元から子供達を解放した。 おっと、飛び立つシーンは第1話のバンクですな。 「ウルトラマンエースありがとう。ウルトラマンエースさようなら。」 おいおい、最終回んごたるぞ。 ヤプールの欠片は地球に降りそそぐ。 これから何が起こるか誰も知らないんじゃ。 最後は凛々しいお二人のアップ。 そして降りそそぐヤプールの欠片。 まだまだヤプールとの戦いは続くばいっちゅう感じでEND。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月09日 09時16分16秒
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